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魚の話  2007年5月18日
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うみてんぐ の話…

  釣り人は 天狗の鼻の 伸ばしっこ

 ウミテングは長い棘があるトゲウオ(イトヨ, トミヨ, ハリヨ)と近い親戚で、タツノオトシゴの遠戚だという。
  → 「いとよの話」 (2007年2月16日)
  → 「たつのおとしごの話」 (2007年3月30日)

 そう聞けば、だいたいどんな形態が想像がつく。
 言うまでもなく、天狗だから、鼻が伸びている。そして、硬い鰭。皮膚はタツノオトシゴと似て鎧状態。
 ただ、写真を見ると、胸鰭が目立つ。やたらと広がっているのだ。こちらにちなんだ名前の方が似合っているのではないかと思うが。
 テング君から、余計なお世話と言われそうだが。

 この魚、小さいし、砂浜の底のゴミと見間違え易いようだ。しかも、鰭を使って底でゴソゴソと這い回るので、魚としての華やかさを欠くため、地味な存在に甘んじている。もっとも、人気低迷のお蔭で、ヒトに獲られずに済むから、テング君にとっては幸運かも知れぬ。

 底に棲む平目にしても、砂に隠れていても、イザとなれば素早く泳ぎ去るが、テング君は絶対にそんなことはしない。浮き袋が無いから、できないのかも知れないが。

 と言って、動きが鈍い訳ではないようだ。
 カメラ嫌いで、カメラを向けると顔をそむけると言う。(1)そのため、顔の撮影を始めると、カメラマンと天狗君は互いにグルグル回ることになるらしい。

 それに、稚魚のとき、熱帯から黒潮に流されて日本に来てしまうとの話もある。(2)
 当然ながら、寒くなると、命が尽きてしまう。お魚版、安寿と厨子王だ。
 確かに、ペアで伊豆辺りの砂浜で動いているのを見かけたとの話はよく聞く。

 --- 参照 ---
(1) http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/fish/card/0132.html
(2) “期間限定の愛、そして命―ウミテング” 早川いくを:「またまた へんないきもの」 バジリコ 2005年


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