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魚の話  2018年2月18日

くろこはぜ の話

 悪しからず 御相手できぬ クロコです
      シェルターにすぐ隠れる習性は珍しくない。

ホクロハゼ[→]を漢字にすると、どうしても黒子鯊となる。黶という文字もあるのだが、物理的にとても読めたものではないからだ。
厄介なのは、クロコハゼも存在している点。
  黒衣[クロコ]

こちらは、皮膚のホクロではなく、歌舞伎の舞台に黒装束で登場する、"役者後見"の名称。普通は黒子(クロゴと読む人も。)と書く。
そこで、致し方ないので黒衣鯊としたのである。もちろん、歌舞伎鯊[→]の類縁ではない。

ただ、黒衣と言っても、多少赤紫系の色彩である。保護色ではないかと思うがどうなのだろうか。時間はかかるかも知れぬが、体色変化能力を持っている可能性もありそうな感じがする。

体形が、いかにも頭デッカチで上向きの口がついているがとび出ている訳ではない。なんとなく"鈍"で黒衣役のようにキビキビした感じはしないが、余所者がやってくると機敏に早変わりし穴に逃亡するようだ。
岩陰の穴は決まっており、普段はそこに隠れて外を窺がっているようだが、その周辺を縄張りとしているので、引きこもりという訳ではない。
確かに、クロコというイメージはピッタリかも知れない。

一般にはドロムバス(Drombus)と呼ばれており、長身タイプを除くと、○○ゴビーとは呼ばないようだ。音の調子からすると、なんどなく鈍な感じ。
勝手な想像にすぎぬが、"Big head, little wit."的な印象を与える鯊かも。

【鬚鯊、等が所属する《Gobiinae》グループ】
 <熱帯棲分志向>"本流"  → 「はぜ 全体像」
 ○Drombus・・・クロコハゼ類[Drombus]
  黒衣[クロコ]鯊(-)
  一点黒衣鯊(imulus)
  -/三角捷鰕虎魚/Brown drombus(triangularis)
  -/圓頭捷鰕虎魚/Kranji drombus or Bighead goby(globiceps)
  -/哈氏捷鰕虎魚/Hale's drombus(halei)
  -/高體捷鰕虎魚/Key goby(key)
  -/鱗胸捷鰕虎魚/White-edge drombus(lepidothorax)
  -/速泳捷鰕虎魚/Bluemarked drombus(ocyurus)
  -/長身捷鰕虎魚/Pinafore goby(simulus)
  Occasional-shrimp goby(bontii)
  Yellow drombus(dentife)
  (palackyi)

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