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2008.11.18 |
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Pinto Beansの話…豆煮込む 野暮な料理に 舌鼓乾燥させたインゲン豆の煮込み様々な地域で家庭料理化しているようだ。 ところが、日本だけは砂糖煮豆。 “Pinto Beans”の水煮缶詰(425g)が半値で売られていた。缶が凹んでいるかららしい。もともとえらく安い料理用の缶詰なのに、こんなことが未だにまかり通るのだ。 もともと、乾燥豆を煮ないで、水煮缶詰を買うのは、調理の手間がかかるからと言うより経済性の問題が大きい。国産の乾燥豆は驚くような高価格で、それだけで買う気をそがれるからだ。 ポークカレーに混ぜて食べてみたが、残念ながら、さほどのものではなかった。塩豚と煮込むシチュー風料理なら合うのかも知れない。 拙宅では、“Pinto Beans”など使ったことはなく、もっぱら“Kidney Beans”の水煮缶詰。サラダ(チーズ、アボガド、トマト、タマネギ、黄パフリカ、オリーブ、等)用である。国産は、鶉豆も金時もサラダに使ったことは一度もない。国産豆は砂糖の煮豆用と決めていうのだ。 おわかりのように、“Pinto Beans”=「鶉豆」、“Kidney Beans”=「金時豆」とは考えていないのである。インゲン系の豆だし、見かけはそっくりだから、(1)これが正しいのかも知れぬが、食べえいる方に言わせれば、とても同じものとは思えないのだ。 日本の豆は、豆自体にほんのりとした甘さを感じるし、微妙で表現ば難しいが、味に癖を感じる。しかも、豆はとろけてくる、澱粉が多いのではないか。 これに対し、米国産の水煮缶詰の豆は、味は淡白だし、組織もしっかりしている。似て非なるものという感じがするのだ。 されに、煮込調理そのものの考え方も違うから、差が強調される。日本は細かいことに矢鱈神経質なのである。豆の皮に皺が寄らないようにするとか、つぶれたり、煮崩れしないよう注意を払って調理せよというのだ。実に面倒。それなら煮豆を買うか、となる。
→ 「隠元 」 (2008年4月1日) 肉食のイメージがあるが、豆も結構消費する生活をしているようである。その、一番は“Pinto Beans”。ほとんどの場合、乾燥豆で購入して家庭で煮込むようだ。ただ、この乾燥豆を日本のスーパーで見かけたことがない。どうしてなのだろう。 米国の豆といえば、もっぱら水煮缶詰。“Kidney Beans”はスーパーの定番品なのではないか。店によって選ぶブランドは違うのだろうが、いつも同じものしか置いていない。(2)水煮だから、ブランドの違いはたいしたことはないと見ているが、多少気になるところだ。 もっとも、最近は、日本メーカーの小型缶詰も並ぶようになった。サラダ用水煮缶詰シリーズとしてのヒヨコ豆(Garbanzo)やレンズ豆(Lentil)のライン拡大だろう。ただ、425g缶と比べれば、コストパフォーマンスが悪すぎるので買ったことはない。 そういえば、缶詰といえば、“Pinto Beans”より有名なものがある。“Baked Beans”(4)だ。こちらは“Navy Beans”をトマトで煮込んだ料理。トーストにのせて食べる簡便食だが、英米ではこれから離れられない人も少なくないらしい。小生は、どうも食指が動かないが。 --- 参照 --- (1) Legume Classes [写真] http://www.legumechef.com/English/Variedades_en.htm (2) http://www.swfinefoods.com/products/pdf/beans/386982PBO-SW-15PinBn.pdf (3) Gary Lucier: “USDA Dry Bean Statistics” http://www.usdbc.com/documents/USDA_LucierKnoxville2008.ppt (4) Heinz Baked Beanz http://www.heinz.co.uk/products/heinz_baked_beanz.aspx (Pinto beanの写真) [Wikipedia] originally from ARS, USDP http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Pinto_bean.jpg 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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