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2009.1.20 |
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Beetsの話…寒き夜 赤さが嬉し スープ皿 ボルシチはウクライナ料理. 寒い時には体が温まる. ビーツとは砂糖大根“甜菜”を赤色にたものだと聞いたことがあるが、本当のところは、どうなのだろうと思い調べてみると、砂糖大根は“シュガー”ビーツで、ビーツは“テーブル”ビーツと呼ぶらしい。その他に“リーフ”(葉)、(ビーツ)、“フォッダー”(飼料用)もあるそうだ。(1) “リーフ”とは“ホウレンソウ”とどの程度違う野菜なのか気になるところだ。“フダンソウ”と呼ぶようだが、見かけたことはない。 ところで、ビーツの日本名はどうせ、赤甜菜だろうと思いきや、“火焔菜”のようだ。確かにその赤さは群を抜くが、燃える火ほどではなかろう。 まあいずれも、知識だけ。なにせ、生のテンサイを見たことはないのだ。ただ、テンサイから作ったオリゴ糖系の液状甘味料を日常食べているから、馴染みはあるが。 これに対して、ビーツの方は野菜売り場で時々見かける。同じものがいつまでもあったりするから売れているものではないようだが。 まあ、大根のように美しくはないから、人気は出ないかも。洗ってあると思うが、表面が泥で汚れているような感じで、赤というよりは、煤けた黒紫色に近いから。 根以外は取り去って売られているが、ルバーブのような葉と茎が一部残っていることがある。これを見て、なるほど、アカザ科だなと納得することになる。 → 「ルバーブ 」 (2008年12月22日) う〜む。 全くの、私見だが、もともとのビーツは“リーフ”なのではないか。そのうち、赤い色の根で食べ物に色をつけることが流行り、“テーブル”が今の地位を獲得したというのではなかろうか。 そう思うのは、ビーツ料理といえばボルシチか、その肉抜きスープ程度から一歩も進まないから。せいぜいが、サラダバーに置いてある薄切り酢漬けだけとは寂しい。興味を引く野菜ではないということだろう。 ボルシチにしても、好きだが、おそらくわざわざ生野菜から作ろうと考える人は少ないのでは。水煮の缶詰で十分なのではないか。 生だと格段に美味しいと聞いたことがないのである。 --- 参照 --- (1) 「てん菜に関するQ&A」 北海道庁農政部 食の安全推進局 農産振興課 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/tensai/qa.htm 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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