家庭用ゲーム機器の研究開発(４)

家庭用ゲーム機器の研究開発(４)…

　機器メーカーとしては、開発側のニーズに合わせて、技術を投入することになるが、ゲームの本質から見て、新技術の焦点は、３次元表現の領域だ。

　ここで、ゲーム機器は先頭を走る可能性が高いといえよう。

　３Ｄプログラムは下図のような順序で進む。１フレームを６０分の１秒でＴＶディスプレーに表示するのであるから、ベクトル演算、グラフィック処理、描画の高速処理をどのように実現するかが、研究開発では最重要項目である。
　といっても、家庭用であるから、できる限り商用化済みのこなれた技術を使い、それでいて性能で最先端を走ろうというのである。