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■■■ 「古事記」解釈 [2022.4.21] ■■■
[475]漢数字の大字使用について
漢数字について取り上げたので、触れておく必要があろう。・・・

漢数字には<大字>が規定されている。改竄の可能性があるので、面倒でも大字にする必要があるからだ。律令では帳簿記載文字とされている。
そのため、現在でもその一部が使われ続けている。
「古事記」でも、千⇔阡/仟、万⇔萬、は無いものの、同様に、使用されている。国生みと、神生みの数の表現と、崩御記載の時に限っては大数使用である。(但し、漆と玖は登場しない。)
  一_二_三_四_五_六_七_八_九_十_百_
  壹_貳_参_肆_伍_陸_漆_捌_玖_拾_佰_
  ひ_ふ_み_よ_い_む_ななや_こ_と_もも

ところが、改竄防止まで必要な重要な数字と云うに、合計の数が記載小計と一致していない。📖"神生み"構成の解釈は丁寧にこれが何を意味しているのかは定かではない。

【上(除序文)】
_共所生嶋 壹拾肆嶋 神參拾伍神
⓪伍佰捌拾歲
【中】
①壹佰參拾漆歲
②肆拾伍歲
③肆拾玖歲
④肆拾伍歲
⑤玖拾參歲
⑥壹佰貳拾參歲
⑦壹佰陸歲
⑧伍拾漆歲
⑨陸拾參歲
⑩壹佰陸拾捌歲
_令作横刀壹仟口
⑪壹佰伍拾參歲
⑫壹佰參拾漆歲
⑬玖拾伍歲
⑭伍拾貳歲
_牡馬壹疋 牝馬壹疋
⑮壹佰參拾歲
【下】
⑯捌拾參歲
⑰陸拾肆歲
⑱陸拾歲
⑲漆拾捌歲
⑳伍拾陸歲
㉑壹佰貳拾肆歲

㉓參拾捌歲 治天下八歲

㉕治天下捌歲
㉖肆拾參歲



㉚治天下壹拾肆歲
㉛治天下參歲
㉜治天下肆歲
㉝治天下參拾漆歲

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