■■■ 「古事記」叙事的訓読  ■■■
㊦⑳[御子]穴穗御子㊅臣都夫良意美刺殺王子
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2 亦また(○○○)
7  興→➰軍いくさ_を←おこ-し
7   圍→➰都夫良つぶら_の意美おみ之の
7    家いへ_を←かこめり
3 爾ここに(○○)
7 興→➰軍いくさ_を←おこ-し
7  待→➰戰いくさ_を←まちて
5   射い_て出いで之し
7    矢や_は葦あし_の如ごと
7     來き散ち-り_て 於是ここに
7 大長谷おほはつせ_(の)王みこ
5  以→矛ほこ_(を)←もちて
5   為→➰杖つゑ_に←な-し
5    臨→➰其そ_の內うち_に
7     ←のぞみ詔のたまふ
 「
7   我わ_が所→相言あひとひ之し
7    ←ところ_(の)孃子むすめ者は
5     若もしや 有→➰此こ_の
7      家いえ_に←あ-り_き乎か
           」

3 爾ここに(○○)
7 都夫良つぶら_の意美おみ_は
7  聞→➰此こ_の詔命おほせこと_(を)
7   ←きき_て 自みづから
7    參出まゐで_(て) 解→➰所佩はかせる
7     兵つはもの_(を)←と-き_て 而ー
7  八度やたび拜をろが-み_(て)
7   白まをし_き_こと者は
 「
5   先さき_の日ひ_に
7    所→問とひ賜たまはり之←し
4     女子むすめ_の(○)
5      訶良比賣からひめ者は
7       侍はべらせ_まつり
5    亦また 副→➰五い_つ處ー之の
7          屯宅みやけ_を←そへ_て
3     以もちて(○○)
5      獻たてまつる
     【所謂五村屯宅者今葛城之五村苑人也】

5   然しかれども
7    其そ_の正まさき身み_の
7     所以→不参向まゐむかはざる
3        ←ゆゑ者は(○○)
6    自→往古いにしへ←より(○)
7     至→今時いま_に←いたり_て
5       聞→*➰臣連おみむらじ
5        隱→†➰於→王おほきみの
3         宮みや←に(○○)
7          †←かくる_と*←き-け_ど
5       未いまだ⇔聞→*➰王子みこ
5        隱→†➰於→臣おみ_(の)家いへ←に
5         †←かく-る_るC_と
6          *←き-き_まつら_⇔ず(○)
3   是ここ_に(○○)
7   以もちて思おもふ_に  …[ご注意]漢文訓読風
7     賤いやしき奴やつこ
4   意富美おほみ者は(○)  …常識的義:おほ[お]み(大臣)
7    雖⇔竭→➰力ちから_を←つく-し
5     戰たたか-へ⇔ど
3       更さらに(○○)
7        無可勝かつことなし_と
5      然しかれども
7       恃→➰己をのれ_を←たの-み

5        入坐→*➰于→隨したがへる
7         家いへ←に*←いりま之し
5          王子みこ者は死し-に而ー
6             不棄すて・まつらず(○)
                  」
5 如此かく白まを-し 而ー

4 亦また 取→➰其そ_の(○)
7  兵いくさ_を←と-り_て
5   還かへ-り入い-り_(て)
7    以もちて戰たたか-ひ
3 爾ここに(○○)
7  力ちから窮きはめ_て
3   矢や盡つ-き
5    白→➰其そ_の王子みこ_に
3         ←まをす(○○)
 「
5   僕やつかれ者は
7    手て_を悉ことごとく(○)
3     傷いた-め(○○)
5       矢や亦また盡つ-き_(て)
3    今いま_は(○○)
6     不得戰えたたかはず
3        如何いかに(○○)
          」
7 其そ_の王子みこ答こたへ_(て)
5     詔のたまはく
 「
5   然者しかなれば
3    更さらに(○○)
7     無可為すべくことなし
5   今いま殺→➰吾われ_を
6     ←ころ-し_まつれ(○)
        」
7 故かれ 以→刀たち_(を)←もちて
5   刺殺→➰其そ_の王子みこ_を
5      ←さ-し・ころ-し
7 乃すなはち 己おのが
7  切→➰頸くび_(を)←きり_て
6   以もちて死し-に 也き(○)

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