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■■■ 「古事記」解釈 [2023.1.6] ■■■
[歌鑑賞95]日下江の入り江の蓮
【赤猪子】志都歌日下の皇后に入り浸りで忘れられた、と
久佐迦延能くさかえの 伊理延能波知須いりえのはちす 波那婆知須はなばちす 微能佐加理毘登みのさかりひと 登母志岐呂加母ともしきろかも
㊄(5-7)-(5-7)-7

    又歌曰
日下江の  日下江の
入り江の蓮  入江に蓮が生えています
花蓮  花が咲いている蓮ですが
身の盛り人  若い盛りの人は
乏しきろかも  羨ましい限り

蓮花に果たして色恋イメージがあるのか気になるところだ。📖蓮花登場の意義
大長谷若建命としては、日下が戦略的に重要であり、相対的に御諸山には目が向けられなくなっただけのことか。

皇統維持の使命には至って無頓着であるのは間違いなさそう。だからと云って、皇嗣などどうでもよいと考えてはいなかっただろうから、皇后若日下部王との万全な統治体制維持を第一義としていたのだろう。童女好みもそこらにありそう。
大長谷若健命
└┬─若日下部王(大日下王の妹)
《無》
└┬─韓比売(都夫良意富美の娘)
│├───白髪命
│└───若帯比売命
└//─[婚約未履行]引田部の赤猪子@美和河
└┬─吉野川の浜に居た乙女@吉野宮行幸時
┼┼《無》

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