元気な伝統腕時計メーカー…
腕時計がこだわり品化していると述べたが、これは新しい流れという訳ではない。
→ 「腕時計v.s.ケータイ」 (2004年6月29日)
代表的時計メーカー/ブランド(1)のウエブ |
ALAIN SILBERSTEIN | http://www.a-silberstein.fr/ |
ALFEX | http://www.alfex.ch/ |
ANTOINE PREZIUSO | http://www.antoine-preziuso.com/ |
ANDRE LE MARQUAND | http://www.lemarquand.ch/ |
BAUME ET MERCIER | http://www.baume-et-mercier.com/ |
BREGUET | http://www.breguet.com/ |
BREITLING | http://www.breitling.com/ |
BUCHERER | http://www.bucherer.ch/ |
CHOPARD | http://www.chopard.com/ |
CONCORD | http://www.concord.ch/ |
FRANCK MULLER | http://www.franckmuller-japan.com/ |
FREDERIQUE CONSTANT | http://www.frederiqueconstant.com/ |
GIRARD PERREGAUX | http://www.girard-perregaux.ch/ |
IKEPOD | http://www.ikepod.com/ |
IWC | http://www.iwc.ch/ |
LONGINES | http://www.longines.com/ |
LOUIS ERARD | http://www.louis-erard.de/ |
OMEGA | http://www.omega.ch/ |
ORIS | http://www.oris-watch.com/ |
PANERAI | http://www.panerai.com/ |
PATEK PHILIPPE | http://www.patek.com/ |
RADO | http://www.rado.com/ |
REVUE THOMMEN | http://www.revue-thommen.ch/ |
ROLEX | http://www.rolex.de/ |
TUDOR | http://www.tudorwatch.com/ |
TAG HEUER | http://www.tagheuer.com/ |
TISSOT | http://www.tissot.ch/ |
VACHERON CONSTANTIN | http://www.vacheron-constantin.com/ |
WALTHAM | http://www.waltham.ch/ |
ZENITH | http://www.zenith-watches.com/ |
電子式時計で先を走った日本企業に市場を席巻したスイス企業は、時計のファッション化で戦うしかなかったのである。
大手のみならず、職人芸で生きてきた機械式時計メーカーも、手作り製品を「保有する嬉しさ」を徹底的に訴求した。
独自性を感じるデザインや、製品に対する薀蓄を語ることで、高級ブランド作りに励んだのだ。
カスタム化の方向にある市場の流れにのり、これが奏効した。
誰でも知っている流れだが、欧州企業の復活は目覚しいものがある。
欧州メーカーのウエブを見れば、注力度合いが一目瞭然である。
どれを見ても、美しいホームページばかりだ。端麗な写真や、由来とともに、独特なタッチで描かれている。
なかには、映画を眺めているような気分になるものまである。素晴らしい出来映えである。時計マニアでなくても、惚れ惚れするような製品を見つけることができる。
スイスやドイツの「マイスター」イメージを打ち出しているものが多いが、イタリア、フランスで独自性を訴えているメーカーもある。
(PANERAI、ALAIN SILBERSTEIN)
どれも工夫を感じさせる。
日本の腕時計メーカーといえば、セイコー、シチズン、カシオ、リズム時計、オリエントの5社ということになるから、こちらのウエブも覗いてみると、差に驚く。カシオの各ブランド毎の表示を除けば、欧州時計メーカーの充実したウエブとはとても比較にならない。
日本のウエブは様々な製品を紹介するために並べただけに映る。先端技術の説明等はあるが、肝心な商品イメージの伝達についてはお座なりな感じがする。
日本メーカーも、職人芸を生かす取り組みを始めているとの報道も見かけるが、欧州の伝統メーカーの戦略とは違うようだ。
→ (2004年7月1日)
--- 参照 ---
(1) 「BEST BUY腕時計ランキング(2004)」立風書房 2004年1月 を参考にした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4651006353/249-5292787-7536300#product-details