表紙 目次 | ■■■ オジサンの東京お散歩コース ■■■ 2016.4.1 間違えてはこまるが、観賞ではない。 どこにどんな桜があるのか、この機会にザッと確認しながら、愉しもうという嗜好。 日比谷花壇の「桜だより 紹介!桜の品種」を見ると"野生種や園芸品種を合わせると約600品種が存在する"らしいので、もともと代表的なものしか無理だが。 マ、お花見を兼ねている訳だが、はなはだ異端的。 染井吉野は一斉に満開になる。しかもこの時期、どういう訳か冷たい雨になったりするが、今年は好天そのもので暖かい。コリャ、桜の名所は大変な人出間違いなし。人込み嫌い人間にとってはつらいが、東京の巨大人口を考えれば、それに耐えるしかない。 皇居東御苑は比較的空いていてよかったのだが、今年からはそうもいかなくなる。そうなると、広い敷地という意味では新宿御苑が一番か。 と言うことで、「観察」しながらのブラブラ歩きのお花見になった次第。 まず入口だが、行列必至の新宿門を避けるのが鉄則。(券売機の問題ではなく、酒類持ち込み点検があるから、どうにもならない。)できれば大木戸門にしたい。通常なら「新宿御苑前」からだろうが、小生は、地下鉄丸の内線の「四谷三丁目」から歩く。新宿通りの歩道をほぼ1ブロック歩くだけだからどうということもない。測ったことはないが、10分弱。 四谷大木戸門を入ったら、北が下になっている珍しい地図(リーフレット「新宿御苑のみどころ春」)をおとり忘れなきよう。無いからといってこまる訳でもないが。(全体のブロックと、東西南北感さえわかれば十分。) とりあえず、正面の休憩所南側で一休み。お花見時期に、ここで油を売っているような人は少数派である。昼食時は椅子に座りたいだろうから別だが。 地図では、池の向こう側の桜は高遠小彼岸となっている。 一息ついたら、入口側に戻って、温室前へ続く道を西に進もう。 ここらで花見という感じではないが、一葉 陽光 山桜がある。 そうそう、どこも染井吉野だらけだから、以後一切言及しないのでご注意のほど。ここには横浜緋桜ありと記載されているがまだまだ小さい。おそらく、見頃まで数年はかかりますな。 丸花壇まで行くと、道隔てた南西側に小汐山。 この辺りには、大島桜 陽光 一葉 鬱金(時期ではない。)が掲載されているが、他の場所でも見られる比較的ポピュラーな種である。 どうしても、ヒマラヤ緋桜を見ておきたいなら、洋館休憩所の方へ進みトイレの先へ。奥まった場所だし柑橘類の実が目立つので、わざわざみる人はいそうにないが。 ともあれ、人だらけの新宿門にはできる限り近づかない方がよかろう。と言うことで、すぐに丸花壇まで戻ろう。 フランス式の薔薇花壇とプラタナス並木がある方へ進もう。 南側に太い欅があり、その先に、江戸彼岸 太田桜(時期ハズレ)。 梅護寺数珠掛桜があるが目立たない。 南に進むと、右側に福禄寿。 木々の辺りに入れば、兼六園菊桜 大島桜 高遠小彼岸 梅護寺数珠掛桜。 降りて行けば池(下の池と中の池の境)、東側である下の池の北岸域には、枝垂桜 寒緋桜 八重紅枝垂。 中の池北岸側の道を西に進めば、池際に、修善寺寒桜。 池を跨ぐ道に出くわしたら、右折し北進。そこの三角域には、江戸桜 白妙 朱雀。 中央休憩所方向に進み、その東の三角域には御衣黄(時期ハズレ) 横浜緋桜 寒山。 道を隔てた北側に東屋があるが、その前にあるのが長州緋桜。普賢象も。 休憩所前のもう一つの三角域には駿河台匂 ここら辺りから新宿門へは雑踏になるので、早々に移動。トイレのすぐ西側の小道に入るとよい。ここらは人がたむろして道があるようには見えないので、人通りは少ない。暗いせいもある。 少し行くと南側に白雪が。 翔天亭と呼ばれる建物に行き着くが、南側の売店から池側に下りる道を進もう。そして、池沿いの道を西へ。後は道なり。上の池までのんびりと散歩。 楽羽亭が北側に見えるが、その辺りは梅林。しかし、その後方に染井吉野が咲き乱れているのが素敵。その辺りにさしかかると池側に琴平。 池を横切る橋まで来たら、そこで左折し、池を渡って南岸へ。 渡り切った右側には、花海棠。 そこから、左折し池の南側を東へと。 池渕にはポツネンと一株の山吹。 進んでいけば、木瓜。 花海棠や木瓜はここ以外にもあるが、ここらが見所。 道なりに進むと、池を横切って北岸の来た道に繋がる。そのすぐ手前の東側に白妙、西側に寒緋桜。 同じ道を戻るのだが、再び池を渡る道へ入ろう。台湾風建物の旧御涼亭の路だが、ここは木々に覆われていつでも薄暗い。 再び、池を渡る道と交差するが、右折し南側に少々進むと、東に芝生広場。そこへ入ろう。その辺りの南側に大島桜 山桜。 広場の東はずれに小彼岸。 道に出れば、向かいはトイレとその南つづきが千駄ヶ谷休憩所。トイレ前には花桃源平。場所的に今一歩な割にカメラが勢揃いしていたりするから人気があるのだろう。 さて、最後だが、この休憩所前から南西に向かっては桜林。そのほぼ真ん中にあるのが、大寒桜。南端の東西方向の道はもちろん染井吉野並木。「桜園地」と名付けている位だから、関山 鬱金 一葉 陽光 大寒桜もある。ただ、ここらは歩いて愛でることになるから、最後にザッと眺めてサヨウナラが一番。南端道路を西に進めばすぐに千駄ヶ谷門である。 尚、出口を出て左折し塀際に進んで駅に出るのが普通だが、この時期は人だらけで歩きづらい。 小道を直進がお勧め。すぐに中央線のガードに出て、線路を越せば千駄ヶ谷駅前の大通り。どうせ5分とかからない訳だし。 JR駅へはガードを抜けて東方向に進むことになるが、西方向すぐに"ハチ公バス"「国立能楽堂前」停留所あり。15分おきである。(毎時10分発から)表参道経由なのでそちらまで。 JRの駅は、この時期雑踏だが、こちらは多分大丈夫だと思う。 2014年版では渋谷駅から新宿御苑まで歩くコースをとりあげた。ご参考まで。(春休み時期は止めた方が無難。) → 「若者文化を眺め、御苑まで歩こう」[2014.4.15] 「観光業を考える」−INDEX >>> HOME>>> (C) 2016 RandDManagement.com |