表紙 目次 | ■■■■■ 2015.1.29 ■■■■■ 蚊撲滅作戦を早く進めて欲しい デング熱/Dengueとチクングンア熱/chikungunya対策にOxitecの遺伝子組換え蚊が放たれるかも。ヘミングウェーの家で有名なフロリダKeys地区での話。 米国FDAが野外での試験を認可する可能性がでてきたらしい。 結構、速い動きなので感心した。 → 「蚊撲滅作戦も悪くないのでは」[20140824] この先、熱帯病は必ずやってくるが、これらの病気には当然のことながらワクチンなど無い。 デングはご存知のように先進国の医療体制下ではたいしたことはない病気。致死率は低いからだが、極めて多数の罹患者を発生させる可能性があり、流行でもされたらたまったものではない。なにせ、全世界で見れば、毎年5,000万人〜1億人もが感染しているのだ。そのうち温帯域でも広範囲に見られる病気になりかねないのは明らかな訳で早目の対策が必要なのは明らか。(大量罹患者発生原因は気候というよりは、都市化によるもの。) 尚、蚊が媒介する伝染病としては、他に、西ナイル熱/West Nile、マラリア、フィラリア等があり、毎年少なくとも100万人が死亡しているそうだ。 厄介なのは、熱帯縞蚊がすでに殺虫剤耐性を獲得しているとの話がある点。そのためか、さっぱり薬剤噴霧が効かなくなっているとの声もあがっているらしく、先進国が水際対策としてモグラ叩き的な駆除で対抗しても、効果があるのはおそらく最初だけ。広がり始めたら後は止めようがないだろう。 従って、そろそろ蚊の撲滅を本気で検討せざるを得ない状況にさしかかっている訳だ。 そうなると、実践的見地からすれば、遺伝子組換え蚊の放散しかなさそう。しかし、それがスムースに進むとは思えない。 どうせ、又ゾロ、原理主義者達が動き始めることになるだろうから。 そのような昆虫に刺されることなど許せないということで。まあ、反科学思想家の集まりであり、議論ができる人達ではなさそうだから致し方ないが。 (記事) Genetically modified killer mosquitoes may attack Florida Keys - to target other killer mosquitoes By Justin Moyer January 26 2015 WP (C) 2015 RandDManagement.com HOME INDEX |