■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[豊豐]■■■
豐は豊の旧字体。簡略化ということで丰も使われている。現代の取り決め。
小篆では両者は別文字。

先ず、豊だが、これは[壴drum+玨/𤤴jade系]。
一方、豐は、[豆vessel+𠁳]。丰は地表から伸びて繁茂する草木と思われる。従って、根本的に異なる字義と見てよいだろう。
小篆ではその違いを感じさせる字体になっている。王と丯が相似とは言いかねる訳で。
しかし、それは繁体字使用者の視点であって、脱繁体字路線の民は差異を感じなくなってしまったということ。

字義上も、類似とか、引伸で2文字化している可能性は低かろう。おそらく、言葉自体が全く異なっている筈。
  ①≒禮 醴。
  ②vesselが豐滿。

一緒にした理由は不詳だが、繁体字文化圏だと醴という文字が生きているので、想像はつく。・・・
儀式@豊で供された小さなvessel(豆)には即席的(甘酒)黍/禾の濁酒並々。その後、容器は廃れたものの、宴会的風習は存続。結果、両文字が混淆化。

   豆/荳  🅱㊎🆂:古食肉器 
📖豆
   ├┬┬┬┐
   豊││││🅱㊎🆂:行禮之器
    豐│││🅱㊎🆂:豆之豐滿者
     䖒││:古陶器
     │││
この様な例は珍しくはないそうだ。
 新字体(別字利用)
  ⇔旧字体
 証:諫
  ⇔證:告
 台:說
  ⇔≪至≫臺:觀 四方而高者[至+之 高省 與室屋同意]
 芸:艸 似目宿
  ⇔藝:n.a.
 体:n.a.
  ⇔≪骨≫:緫十二屬
 浜:n.a.
  ⇔濱:n.a.

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