■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[厶(続)]■■■
「說文解字」が提起した小篆字体系譜は<死─人─鬼─厶>と言うことで、"鬼"📖と"厶"📖を眺めたが、これは系図上では例外に属している様に見える。この点について少々。

部首文字の字体関連性を系図化する場合、系譜順列は普通はこうなる。・・・
[#1]
│ ⮞⿰AB[#2]…合字部首
[#3] →【⿰BB[#4] ⿲BBB】…重畳(独立部首か所属かは自明ではない。)
 └────(⿰BX[#5] ⿰BY)…B所属ではなく独立部首扱いも。

この設計方針に従うなら、"鬼"の場合、下記の如くに、2文字の合字として創成されるのが自然では。
   ⿱AB
     ①𤰜+儿
     ②甶+⿰{儿+厶(≠允)}
こう考えると、"厶[#348]"は邪魔な存在。しかし、小篆創成官僚は、甲骨〜金文では使われていないのに、どうしても加えたかった訳だ。これは、鬼の概念表記にどうしても必要だったということで、文字体系化にあたっては"嵬"を通じて、"山"との関連性を明確化する必要があったとも言えそう。

[#311]🅱🆂
│※[#312〜#345]
│ ⮞[#346]🅱㊎🆂
│  │
├甶[#347]🆂
└厶[#348]🅱🆂
   │
┌──┘
│   ⮞[#349]🆂
└──山[#350]🅱🆂 →【屾】[#351]
┌──┘
│   ⮞[#352]🆂
│  ┌──(广[#353])
└──厂[#354]🅱

[#312〜#334]
 [#311]
 └────(兄[#312] 兂[#313] 皃[#314] 𠑹[#315]
       先[#316] 禿[#317] 見[#318]→覞[#319])
 
 │
┌欠[#320]🅱🆂
│├────(㱃[#321])
││⮞[#322]🆂
│└────(旡[#323])
[#410]🅱 🆂 縦横転換𡿭

│ ⮞[#324]🅱🆂
│  │
└𦣻[#325]🆂
   │[#326〜#329]📖𦣻面丏 📖道𥄉
   │  ⮞[#330]🅱㊎🆂
   └彡[#331]🆂
   ┌┘
   │  ⮞[#332]🆂
   ├文[#333]🅱㊎🆂
   │  ⮞[#334]🆂
   │
   └長[#358]🅱🆂
[#335〜#345]
 人[#287]
 │
┌{后[#335]🅱㊎🆂⇔司[#336]🅱㊎🆂}…左右反転
│ ⮞[#337]🆂
└卩[#338]🅱㊎🆂
 └────(印[#339] 色[#340] 𠨍[#341] 辟[#342])
 人
 │
 勹[#343]🅱㊎🆂
 └────(包[#344] 茍[#345])

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