■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[厽@系譜]■■■
巻十四に見える【数詞用抽象概念】については既に採り上げた。📖四
4連続文字[#503〜#506]は、いずれも一瞥して数詞の4と同定できる字体ではないし、字体連続性を感じさせる部分や全体イメージも無い。しかし、続く文字が567の漢数字[#507〜#509]になるので、すべて4を意味しているのだろうということになる。・・・
[象四分之形]四[#503]
  [同上(前駆的異体)]𠃢[古字]
[四周]宁[#504]/(寧/甯)🅱🆂
[四疊字体]叕[#505]🅱🆂
[✜(四分形字体)]亞[#506]/亜🅱🆂
[others]
  [�h𠄠�h…4分画]囬…一般的には"回"の異体字とされる。
  [三+一合字][二の重疊]亖
  [一の四疊]
  [縦算木象形]IIII…用例を見かけない。

一方、三[#4]🆂は[三數]であるものの、巻一所収で、釋義は形而上の<天 地 人之道>。本義は数詞ではないから、別途、"四"同様に3を意味する文字が措定されてもおかしくない。
系譜上では、[巻一]三→//→[最終巻]四とするより、3表示用文字→四と直接繋がる方が論理性を踏まえて作成した感が生まれるし。

そこで登場させたのが、[三疊]厽[#502]🆂ということではなかろうか。(小篆では三疊化させる元字が無い。楷書表記では存在するものの。)
𨸏[#500]や𨺅[#501]は3重畳文字に近いとはいえ、3のイメージ形成はできかね、系譜上四に繋げるのは避けたくなるのは自然。
そこで前者の異体字𠼛と字体類縁性を感じさせ、近縁字義である重畳文字"厽"を繋ぎとして挿入したのではあるまいか。📖重畳文字(一覧)
もちろん、"⼛"の選択と重畳化列形成には、それなりの字体関連性の説得力も備えている訳だが。・・・
 ≪巳≫㠯[�h+コ+コ]:用
 ≪儿≫允[儿+㠯]:信
 ≪𠂤≫[丿+㠯]
 ≪𨸏≫[丿+�h+コ+コ+コ]
 ≪𨺅≫[𨸏+左右反転]

[参考:厽の合字]絫 垒 (𠫫 𠫯 𠫱 𠫸 㕘 𠬘 㕖 𠫼 𠬐 亝 𠫰 參 叄 叅 𠬁 𠬄 𠬅 𤲛 𭆤 𠬎 𣳵 𤯢)

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