■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[処]■■■ トラの被り物を用いる朝廷儀式では、ママ毛皮なら俿で、文様的フェイクだとこれが𧆞の文字に替わると考えることもできよう。 それに沿って、異体字implicationを進めるなら、本物の毛皮を脱すると乕[𠂆+二+巾]と云うことに。トラ冠のイメージを感じさせない特殊な文字デザイン登用。 この手のシナリオで行くと、𮓙の如き、部品"几"使用への発展は当然だと思えてくる。 そう考えるのは、"処"の旧字とされている"處"文字の存在。 なんと、㊎は虎がstoolに腰掛ける姿。朝廷の儀式での装束を意味していると考えるしかあるまい。それが一般語彙としてのplaceを意味するとは思えず、「說文解字」の解釈の様に、演技の過程での"止"行為と考えるのが自然。 この辺りの感覚がわかると、異体字<"処"⇒"凥"(≒處)>の展開理由も見えてくる。≪尸≫は屍垂であり、≪虍≫の如き勝ち戦の為の儀式とは無縁だが、こちらも重要な節目となる儀式を意味しているのは明らかなのだから。両者の字義はplaceという点では同じであるものの、内実は水と油。つまり、<處 v.s. 𠙚>。 しかし、儀礼という範疇を乗り越えれば、この差異は無用と化すことになる。小篆はその文字表現として"処"を選定しているというのが「說文解字」の見立て。 虎🅱 │ ┌──虍🅱㊎ 處┤ ㊎ │ ┌夂🆂 └処┤@≪几≫㊎(=處)🆂 └几/𠀃🆂 ↓ ↓ 人(略体) 凥@≪几≫:處[尸得几而止 凥…謂闍諸@此] ↓ 居@≪尸≫🆂 𠙚 (C) 2026 RandDManagement.com →HOME |