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オジサンのための料理講座  ↓イラスト (C) SweetRoom

2015.3.20

非伝統型お好み焼き…

久方ぶりに、お好み焼きを取り上げてみたい。
「お好み焼きを考えてみた」[2009.11.25+2009.12.1]

浪速の粉もんは安くて旨いと聞かされてきた。確かに、高価ではないが、素材から見た外食価格としてはたして安価なのかよくわからんというのが小生の正直な印象。

人の好みは色々だと思うが、浪速型にはどうも標準があるらしい。
「お好み焼き屋さん100人が教えてくれる最高に美味しいのお好み焼き お好み焼きの王道 豚玉の作り方をご紹介」 和風総本家@テレビ大阪

これによると、原材料は以下のようなものになるようだ。
○生地
  市販のお好み焼き粉
  粉4水4牛乳1
  3時間ほど冷蔵庫で寝かせる。
○キャベツ
  粗みじん切り
  生地1キャベツ1.6
■直前に1人前づつ混ぜる。
  空気を含むように。
  ○生地
  ○キャベツ
  ○生卵
  ○紅生姜
  ○天かす
特段、驚くようなレシピでは無いが、結構、手間をかけるようだ。

饂飩や、はっとうは、練って熟成させてこその食べ物。お好み焼とは、それをはしょっても、それなりに美味しいから嬉しいということかと思ったが、そういうことではなさそう。どうせ食べるなら手抜きするナという哲学だろうか。

拙宅では、ガレットやクレープを朝食にすることがあるが、思い立ったらすぐ作れる魅力が大きい。余りに手がかかるなら、他の料理にしたくなる。
要するに粉があれば、冷蔵庫にある玉子、チーズ、生ハム、葉っぱの類を使ってすぐにできるというだけのこと。薄いが、それなりの強度があるので、上に色々と食材が乗っても食べやすい訳である。
厚めの生地なら手作りピザでもよいのである。
「フライパンピザで白ワイン」[2014.8.7]
おっと、誤解なきように申し述べておくが、上記すべて、フライパンで作るという前提での話。

しかし、浪速っ子の食感を満足させるお好み焼きとは、柔らかくふんわりしていて厚味があるもののようだ。しかも、出汁の旨みは必須とくる。
それに、決め手はお好み焼き向きにアレンジしたソース。
全く違うジャンルの食べ物である。

まあ、そのようなお好み焼きも美味しいだろうが、別のタイプも結構イケルと思うが。

拙宅式をご紹介しよう。
○生地
  薄力粉と卵だけ。
  水と牛乳で適当に混ぜる。
○キャベツ
  細切り
  量は適当
○干しアミエビ(名称は様々)
  量は適当
■キャベツと干しアミエビを炒める。
■そこに生地を加えて焼く。
塩ポン酢(無醤油)を掛けて頂く。

つけあわせ例としては、人参と南瓜の蒸したもの(電子レンジ)、カマンベールチーズ、ガーキン、棒セロリと果物。それにコーヒー。

どうだろうか。
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