表紙 目次 | 😝 ■■■ 2017年12月19日 ■■■ いぬしたむし …節足動物甲殻類顎脚系の4ッ目、舌虫(Tongue warm)グループを見ておこう。これも、又、寄生虫。鰓尾グループの極く近縁であるらしい。 甲殻類Crustacea ■貝形虫Ostracoda (Seed shrimp) ■顎脚Maxillopoda 鞘甲Thecostraca[→] 姫宿蝦Tantulocarida[→] 鰓尾Branchiura[→] 舌形 or 舌虫Pentastomida 鬚蝦Mystacocarida 橈脚[カイアシ]Copepoda ■百足蝦Remipedia ■頭[カシラ]蝦Cephalocarida ■軟甲Malacostraca ■鰓脚Branchiopoda 爬虫類・哺乳類の肺や鼻腔といった呼吸器官に寄生。吸血タイプなのであろう。 体躯は扁平で長さが1〜5cmの細長い舌状であり、頭部の口と2対の疣足あるいは鉤爪になっている 辺り部分の窪みが"五口"のようだと見る向きもあるのだろう。体節はあるようだ。 と言っても、口から肛門までの消化器官だけで、排出器、循環器、呼吸器は無いが。 脚はあるらいというものの、節足動物と謂うよりは環形動物的なボディプランである。とても甲殻類とは思えない。 ヒトもこやつに取りつかれるとえらい目に合う訳であるが、幸運なことに特殊なようだ。罹患者の写真を見たい方もおられるのだろうが、たいていは身の毛もよだつようなモノなので小生は避ける。 犬舌虫の場合、成長すると10cmを越すようだ。45cmの大型種もあり、多いものだと130体節も。実に気味悪し。 尚、扁平なのは鼻孔棲タイプだからで、肺中棲は当然ながら円筒形である。 100種を越えるらしい。宿主で済み分ければその程度では棲むまい。 陸棲種の呼吸系を狙うということで、素性がえらくわかりにくいが、鰓尾グループのお仲間と言うことは、ご先祖は海中で鰓に寄生するようになった種で、宿主を喰う動物へと矛先を変えたということか。 甲殻類Crustacea ■舌形 or 舌虫 (五口)Pentastomida or Linguatulida(Tongue warm) ◆ケファロベナCephalobaenida -Cephalobaenidae ○Cephalobaena ○Bothropsiella ◆Raillietiellida ◆Reighardiida ◆シタムシPorocephalida -Linguatuloidae ○Linguatula 犬舌虫(taenioides)…狼,羊に寄生 (dingophila)…デインゴ@豪州に寄生 -Armilliferidae -Porocephaloidae ○Cayerina 蛙舌虫(mirabilis) ○Cuberia ○Gigliolella ○Kiricephalus -Sebekidae ○Agema ○Alofia ○Diesingia ○Leiperia ○Pelonia ○Sebekia ○Selfia -Subtriquetridae ○Subtriquetra 「動物」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2017 RandDManagement.com |