→INDEX ■■■ 「古事記」解釈 [2022.4.15] ■■■ [469]毘賣・毘古の見方(補遺) ≪毘/毗[比+田]≫ 【字義】人の臍⇒補助/連接 [佛名]毗盧 [呉音]ビ [漢音]ヒ [訓]たす-ける へそ この文字の「古事記」における音素文字としての非固有名詞の用例を見ると、基本、濁音<ビ>読みではないかと思う。清音<ヒ>は"比"を使うのではなかろうか。文字上では比は毘の略字と見なすこともできそうだし。要するに、日の系譜とは云い難いが、濁音で呼ばない場合は比を用いたのでは。 📖毘古毘賣用語への拘り <♀>・・<♂> め(の)こ・・・・お(の)こ ○○ 大戸或 伊邪那美命・・・・・伊邪那岐命 袁登賣・・・袁登古 👫 📖弟妹の読みは古代母系制の名残 毘能大郎女・・・毘能大郎子 毘郎女/毘能若郎女 <背びら> 各纒持八尺勾璁之五百津之"美須麻流"之珠 而 "曾毘良邇"者負千入[能理]之靫 <平瓮> 櫛八玉神化鵜 入海底 咋出底之"波邇" 作天八十"毘良迦" 於御諸山拜祭 意富美和之大神前 又 仰伊迦賀色許男命:作天之八十"毘羅訶" [_28]【倭建命】初夜@所期の地 久方の天香久山 利鎌に さ渡る鵠[佐和多流久毘]・・・ [_44]【天皇】皇子に美女を譲り渡した時 いざ子ども 野蒜摘みに[怒毘流都美邇] 蒜摘みに 我が行く道の・・・ [_58]【大后】皇后激怒し家出を決意 つぎねふや 山代川を 川上り 吾が上れば 川の辺に 生ひ立てる 烏草樹を 烏草樹の木 其が下に 生ひ立てる 葉広[波毘呂] 斎つ真椿 其が花の 照り坐し 其が葉の 広り坐すは 天皇ろかも [_74]【建内宿禰】祝歌片歌雁卵で寿ぎ 汝が御子や 遂によ知らむと[都毘邇斯良牟登] 雁は卵産らし [_82]【大前小前宿禰】宮人振輕皇子を匿う趣意 宮人の 足結の小鈴 落ちにきと 宮人響む 里人も謹[佐斗毘登母由米] [_91]【天皇】皇后との結婚 ・・・ 山の峡に 立ち栄ゆる 葉広熊樫[波毘呂久麻加斯] 本には い組み竹生ひ・・・ [_95]【赤猪子】志都歌日下の皇后に入り浸りで忘れられた、と 日下江の 入り江の蓮(はちす) 花蓮(はなばちす) 身の盛り人[微能佐加理毘登] 乏(とも)しきろかも [101]【大后】三重の采女に仕切り直しを勧める 倭の 此の高市に・・・葉広(びろ) [波毘呂]斎(ゆ)つ真椿 其が葉の <志毘臣> [109]【即位前天皇】@歌垣経緯 無礼な態度批判 潮瀬の 波折りを見れば 遊び来る[阿蘇毘久流] 鮪[志毘]が端手に 妻立てり見ゆ [111]【即位前天皇】@歌垣経緯無礼千万と 大魚吉 鮪突く[斯毘都久]海士よ しが有れば 心恋しけむ 鮪突く[斯毘都久]志毘 (C) 2022 RandDManagement.com →HOME |