→INDEX ■■■ 「古事記」解釈 [2023.8.14] ■■■ [775] 太安万侶:「漢倭辞典」🅺動詞 📖活用原初仮説で読みも見えて来よう 📖[付録]安万侶感覚での動詞活用文法 すでに触れて来たように、無理矢理に覚えさせられてきた、現代文〜古文に通用するとされるQWER型活用文法に合わせ、整理・解釈せざるを得ないので、どうしても混乱は避けがたい。(古代の息吹が残る方言の文法を、ご都合主義的なQWER型活用文法で標準化を進めたと見ることもできよう。)しかし、そんなこだわりを棄てて俯瞰的に眺め、「古事記」から活用の変遷を推測すれば、複雑な訳ではなさそう。・・・ -----【カ行変格活用】__o __i __u uru ure oyo -----【四段正格活用】__a __i __u __u __e __e 明行浮置裂敷好急退焚付着解泣抜退掃引吹惚巻向焼行避沸招く 削次薙祈剥剥覓ぐ ( -----【上一段正格活用】__i __i iru iru ire iyo -----【上二段正格活用】__i __i __u uru ure iyo 生起避く 過凪労ぐ 【下二段正格活用】__e __e __u uru ure eyo 明生受裂退長付解抜退着引更惚負向焼分く 上穿下挿食告遂投逃剥曲ぐ ( ( ( 【ご注意】上記のデータ出典は佐藤正彦:「動詞活用形の起源と生成過程を推定する」2013年。適宜引用なのでミスは避けがたい。(尚、古語辞典は定番を選定しがたいほどの違いが見受けられ、上記の2拍音動詞の網羅性レベルと活用同定に関しては、素人としては、なんとも言い難し。) 数字は「古事記」本文での単純な文字使用数[字体一括]で、当該用例数ではない。この数字の出典は最初に記載した通りだが、本サイトとは対象テキストが異なっているようなので悩ましい。 (C) 2023 RandDManagement.com →HOME |