→INDEX ■■■ 「古事記」解釈 [2023.9.11] ■■■ [803] 太安万侶:「漢倭辞典」👏 結構基本的な考え方と思うが、習った覚えは全くないから、認められていない見方と見た方がよい。4拍子が発生的には一番自然であり、さしたる特徴がある訳ではないとの結論が裏に隠れていることがお気に召さない人が多いから、というのが小生の見解。 突然、こんな話に戻ってしまったのは、ユーラシア語の大まかな変遷スキームで、倭語の特徴を1拍音語としたから。 正確に言うなら、それは太安万侶がそう認定したから。 その思想は、雑種言語としての矜持と言ってもよかろう。天竺と震旦の言語表記の土台を取り入れるべきと考えたに違いない。つまり、スキーム図📖は単純な樹状分岐ではない。・・・ 呪記号 │ │┼ユーラシア話語(祖)…おそらく動詞母音語 │┼│ │┼├(原抱合話語)…動詞語 │┼│┼│↓極東列島の吹き溜まり残渣 │┼│┼└───アイヌ諸語…統一語欠落・多種(非方言)乱立 │┼│ │┼├(原膠着話語)…本来的には母音語 │┼│┼│↓極東列島の吹き溜まり残渣 │┼│┼│┌─南島祖語…「古事記」海神宮言語 │┼│┼└┤┼└先島諸島諸語…発音単純化語 │┼│┼┼└─倭語 │┌│───→┤…<単独母音 or 子音-母音>の母音語と判定。 │││┌──→┤…<非"音素" & 非"音節">の1拍音語と判定。 ││││┼┼┼│↑「古事記」による。 ││││┼┼┼└原初日本語 ││││ 子音語化 ├─┴─(表意文字規定口誦宮廷語)─n.a.…おそらく中華帝国圏外 ││││└─(単音節孤立語)─漢語"類"…話語は多数乱立 │││└───────←┘↓ │││ 子音語化 └─│─(表音文字表記口誦聖典語)─サンスクリット語 ┼└│─│───────────←┘↓ ┼┼└┬┘ ┼┼┼(表音文字規定諸語)…概ね表音化失敗 ┼┼┼┼├(聖書系)──多くの印欧語 ┼┼┼┼│┼└("正書"化語:屈折語)─露語 etc. ┼┼┼┼└(非聖書系:非屈折語)──多数 くどくど何度となく書いて来たつもりだが📖、倭語は、仮名1文字が倭語の最小発音単位。つまり、単独子音発音はできないし、子音も母音も連続発音の認知さえ困難なのが、母語者の一大特徴。その様な倭語環境に、<音節>という概念を持ち込むべきではない。 さらに、文章についても、日本語は<文節>概念が通用しそうにない点にも、注意を払う必要があろう。便利なので、一応、その用語で文章を区分けするものの、分画は一筋縄ではいかないからだ。 下記の様に適当にスラッシュを入れると、冒頭が間違っていることがすぐにわかる。 あの家の/黒い犬は/道を歩いていて/見慣れない棒に/当たったらしい。 このことは、日本語が構造文型ではなく、話語の柔軟性を色濃く残していることを意味しよう。言い方を変えれば、文字表記化で今迄もっていた文構造の柔軟性が相当に失われていくということ。 特に、漢語型は文字化に当たっては、厳格な文構造規則なかりせば、意味もわからずになりかねないから、なんらかの強引な動きがあった筈である。そう考えると、例えば、中国語・タイ語とチベット語を一括りにする語族分類は無理があろう。チベット語は日本語同様に漢語語彙や用法が多いだけで、基本は膠着語系に近いからだ。 「古事記」の漢字用法を眺めていると、そんなことまで見えてくる。要するに、何故にこんなことになるのかが、わかってくるということ。・・・ 僕 私-の 名前-は ○○-です。[日本] 我-的 名字 是 ○○。[漢語] My name is ○○.[英] mera nām ○○ hai.[ヒンディー] mēr ōnāma ○○ hō.[ネパール] minii ner ○○ gedeg.[モンゴル] Āmāra nāma ○○.[ベンガル] kyawantot narmai ○○.[ビルマ] もう少し書くつもりだったが長くなってしまったので中途半端だがこの項はここまで。 (C) 2023 RandDManagement.com →HOME |