「古事記」[速須佐之男命-神夜良比]

■■■　「古事記」叙事的訓読　■■■

㊤⓷㋜速須佐之男命 ⑤神夜良比
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₅ 於是ここに八百やほ
₅ 　　　　萬よろづ＿の神かみ
₇ 　　　　　　共とも＿に議はか-り　而て
₅ 　於→速はや須佐すさ之の
₆ 　　男を＿の命みこと←に(○)
₇ 　　　負→➰千位置戸ちくらおきど＿を
₄ 　　　　←おほ-せ＿て(○)
₇ 亦また　切→➰鬚ひげ＿を←き-り
₇ 　　及および手て足あし＿の
₇ 　　　　爪つめ令→➰拔ぬ-か←し-め　而て
₇ 神かむ夜良比やらひ
₄ 　夜良比やらひ岐き(○)

₂ 又また(○○○)
₆ 　食物くらひもの＿を(○)
₇ 　　乞→➰大氣津おほげつ比賣ひめ＿の
₅ 　　　神かみ＿に←こ-ふ
₃ 爾ここに(○○)
₇ 大氣都おほげつ比賣ひめ＿の
₅ 　自→鼻はな＿と口くち
₇ 　　及および尻しり自より
₅ 　　　種種くさぐさ＿の
₅ 　　　　味物ためつもの＿(を)
₅ 　　　　　取と-り出い-で　而て
₅ 　　種種くさぐさ＿に
₇ 　　　作つく-り具そな-へ　而て
₆ 　　　　進すす-め＿し時とき(○)
₅ 速はや須佐すさ之の
₅ 　男を＿の命みこと
₇ 　　立た-ち伺うかか-ふ＿に
₅ 其そ＿の態さま＿は
₇ 　爲→➰穢汚きたな-く←つく-り　而ー
₃ 　　奉→➰進すす-め(○○)
₅ 　　　←たてまつる
₆ 乃すなはち　殺→➰其そ＿の(○)
₇ 　大宜津おほげつ比賣ひめ＿の
₇ 　　神かみ＿を←ころ-し＿き

₇ 故かれ　所→殺ころさえ←し
₅ 　　神かみ＿の於→身み←に
₇ 　　　　生お-ひ＿し物もの者は(○)
₇ 於→頭あたま←に生→➰蠶こ←お-ひ
₆ 於→二ふたつ＿の目め←に(○)
₆ 　　　　生→➰稻種いなだね←お-ひ(○)
₇ 於→二ふたつ＿の耳みみ←に
₇ 　　　　生→➰粟あは←お-ひ　於→鼻はな←に
₅ 　　　　生→➰小豆あづき←お-ひ
₇ 於→陰ほと←に生→➰麥むぎ←お-ひ
₇ 於→尻しり←に生→➰大豆まめ←お-ふ
₄ 故かれ　是これ(○)
₇ 　神かむ產巢みむす日ひ＿の
₇ 　　御祖みおや＿(の)命みこと＿に
₇ 　　　令→➰取と-ら←し-め　茲ここ＿に
₇ 　　　　　成→➰種たね＿と←な-し＿き(○)

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