■■■ 「古事記」叙事的訓読  ■■■
㊤ ❷伊邪那岐命・伊邪那美命 ②天之御柱・八尋殿
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5 於→其そ_の嶋しま←に
7   天あま降お-り坐ま-し 而て
7 見立→➰天あめ之の御柱みはしら_(を)
3   ←み-た-て(-○○)
5 見立→➰八尋殿やひろどの_(を)
3   ←み-た-て(-○き)

7 於→是こゝ←に 問→➰其そ_の妹いも
7   イザナミ_(の)命みこと_(に)
5     ←と-ひ_(て)曰いは_く
_       「
5        汝な_が _お身み者は
7          如何いかに_か成な-る_や
_                」
7 答こた-へ_て曰いは_く
_   「
5    吾あ_が 身み_に者は
5      成成なりなり_て
5       不→成なり_て合あは
5        ←ざる處ところ
7         一ひと處ところ在あり
_             」
5 爾こ(ゝ)において
7   イザナキ_(の)命みこと
5     詔のたまは_く
_   「
5    我わ_が 身み_に者は
5      成成なりなり_て
7       而しかるに 成なり_て
7        餘あま-り_し處ところ
7         一ひと處ところ在あり
_             」
7 故かれ 以→* 此こ_の吾あ_が身み
5  成な-り餘あま-る
7   處ところ_を*←もちて
5    刺塞→※➰汝な_が_お身み_の
5     不→成な-り合あ-は←ぬ
7      處とこ(ろ) ※← さ-し ふさ-ぎ 而−

7 イザナミ_(の)命みこと
7   答こた-へ_て曰いは_く
_    「
7     然しかり →これ善よ-し 爾←
_            」
7 イザナキ_(の)命みこと
5  詔のたまは_く
_    「
7     然しかなれ 者ば
5     吾あ_れ與と汝な_と
_      {行→廻→逢→}➰
5       是こ_の 天あま之の
5        御柱みはしら_を
7         {←ゆき←めぐり←あい}
7          而しかして 爲→➰ミトノ
5           マグハヒ_を←せ-む
_                  」
7 如→此こ之の期ちぎり←ごと_(く)
4  乃すなはち(○)
5   詔のたまは_く
_    「
6     汝な者は自→右みぎ(○)←より
5      廻まわ-り_(て)逢あ-い
7     我あ者は自→左ひだり←より
5      廻まわ-り_(て)逢あ-う
_           」
5 約ちぎ-り竟お-へ_(て)
7  廻まわ-り_し時とき_に
7   イザナミ_(の)命みこと
5    先さき_(に)言い-は_く
_    「
5     アヤ二ヨシ
5      エヲトコヲ
_           」    📖[前駆]綾に吉愛男を;
5 此こ_の後のち_に
7  イザナキ_(の)命みこと
3    (○○)言い-は_く
_    「
5     アヤ二ヨシ
5      エヲトメヲ
_           」
5 各おのおの_も
7  言い-ひ竟お-へ之し後のち
7   告→➰其そ_の妹いも_に←つ-げ
5     曰の_たまは_く
_    「
5     女おみな人ひと_(の)
5      先さき_(に)言いふ_は
7       不→良よく_は雖あらざれ
5        _ども 然しかり
_           」
7 クミドニ興おこ-し 而−
5 生う-み_し子こ_は
5   水蛭子ひるこ_にて
4    此こ_の(○)子こ者は
7     入→➰葦あし_(の)船ふね_に←い-れ 而−
5      流なが-し去さ-り_き

3 次つぎ_に(○○)
7   生→ ➰ 淡嶋あはしま_(を)←う-み_き
7     是こ_れ_も亦また {不→➰入→}➰ 子こ之の
7       例たぐひ_に←いれ←ず

○<見立>の読みは5拍にしたいところだが思い付かず。
○<右>と<左>の拍数の違いの解決策はありそうなもの。
○文章接続の基本用語は決まっていたと思われるが、「萬葉集」からは想像できかねるので、適当である。
○この段最終の<次>の箇所は、<生子>でないので、V+Оにしているが、<次>的ではない。
○全般的に、漢語用法を利用した用法を上手に用いていることがわかる。読み候補は他にありそうだが、意味を取り違えることはないので、読者は一意的にスラスラと読むことができた可能性が高そう。

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