■■■　「古事記」叙事的訓読 　■■■ ㊦㉑大長谷若建命㊅葛城之一言主大�~ PREV⏪　⏫INDEX　⏩NEXT 6 又また一時ひととき(○) 7 　天皇すめらみこと＿は 5 　　　登幸→・→➰葛城かつらぎ之の 5 　　　　　　　　山やま＿の上(う)へ＿に 5 　　　　　　　　　　←・←のぼ-り・ま-し＿き 3 爾ここに(○○) 5 　大おほ猪ゐ出い-づ 4 卽　すなはち(○) 7 天皇すめらみこと＿は 6 　　以→鳴鏑なりかぶら＿を(○) 3 　　　　←もちて(○○) 7 　　　　　射→➰其そ＿の猪ゐ＿(を)←い之し時とき 7 　　　其そ＿の猪ゐ怒いか-り＿て　而ー 7 　　　　　　　うたき(宇多岐)＿(て)依よ-り来く 2 故かれ(○○○) 7 天皇すめらみこと＿は 6 　　畏→➰其そ＿のうたき(宇多岐)＿を(○) 7 　　　　←　かしこ-み＿たま-ひ 5 　　　　　　　登坐→・→➰榛　はりのき＿の 7 　　　　　　　　上うへ＿に←・　のぼ-り＿て 5 　　　　　　　　　　・←　ましまし＿き 3 爾ここに(○○) 5 　歌うた曰まをす 　　夜須美斯志 和賀意富岐美能 阿蘇婆志斯々々能 　　夜美斯志能 宇多岐加斯古美 和賀爾宜能煩理斯 　　阿理袁能 波理能紀能延陀　　📖 6 又また一時ひととき(○) 7 　天皇すめらみこと＿は 7 　　　登幸→・→➰葛城かつらぎ山やま＿に 5 　　　　　　　　　　←・←のぼ-り・ま-し 3 　　　　　　　　　　　　之し時とき(○○) 7 百もも＿(の)官人つかさ等ども 5 　悉　ことごとく給→➰(○) 5 　　{著→➰紅　くれなゐ＿の 5 　　　紐ひも←つ-け之し 5 　　　　青あを摺すり＿の 4 　　　　　衣服ころも＿を}(○) 5 　　　　　　←　たまは-り＿き 6 彼そ＿の時とき　有→*其そ＿れ(○) 7 　　{自→所向むかひ之し山やま＿の 3 　　　　　　　　尾を←より(○○) 5 　　　　　　山やま＿の上(う)へ＿に 4 　　　　　　　　　　登のぼれる(○) 5 　　　　　　　　　　　　人ひと}*←あ-り＿き 3 既すでに(○○) 7 　等→天皇すめらみこと之の - 　　　　　鹵簿n.a.＿に←ひとしく …鹵簿/ロボ:行啓の儀仗行列 2 　亦また(○○○) 7 　　其そ＿の装束よそほひ之の 3 　　　　　　狀かたち(○○) 7 　　及　および　人衆ひとども 5 　　　　　相あひ似のり＿て 5 　　　　　　　不傾きほはざり 3 爾ここに(○○) 7 　天皇すめらみこと＿は 4 　　　望　のぞ-み＿て(○) 7 　　　　令→➰問と-は←し-め曰まを-す 　「 2 　　於→茲この(○○○) 7 　　　倭やまと＿の國くに←に 7 　　　　除→➰吾われ＿を←のぞ-き＿て 2 　　　　　亦また(○○○) 6 　　　　　　無→➰王おほきみ←な-し(○) 5 　　　今いま　誰人たれそ 5 　　　　　　如→此こ＿の←ごとく　而ー 2 　　　　　　　　　　行ゆ-く＿か(○○) 　　　　　　　　　　　　」 4 卽　すなはち(○) 7 答　こた-へ曰まを-し之し 6 　　狀かたち＿は　亦また(○) 7 　　　　如→天皇すめらみこと之の 7 　　　　　　命　おほせごと＿の(○) 6 　　　　　　　　←ごとし　　於是ここに(○) 7 天皇すめらみこと＿は 7 　　大おほ-き忿いか-り＿て而ー 7 　　　矢や刺さ-し＿たまひ＿て 7 　　　　百官人ももつかさ等たち 5 　　　　　悉　ことごとく 7 　　　　　　矢や刺さ-し＿まつり＿て 5 爾ここに　其そ＿の 4 　　　人ひと等たち(○) 7 　　　　　　亦また　皆みな矢や刺さ-し 4 　　　　　　　　　　 ＿まつり＿き(○) 2 故かれ(○○○) 7 天皇すめらみこと＿は 7 　亦また　問と-ひ曰まを-す 　「 5 　　然　しかれども 7 　　　告→➰其そ＿の名な←の-る＿べし 7 　　爾ここに　各おのおの 4 　　　告→➰名な←の-り＿て　而ー(○) 5 　　　　　　　彈→➰矢や＿を←うたむ 　　　　　　　　　　　　　　」 7 於是ここに　答こた-へ＿て 3 　　曰まを-す(○○) 　「 5 　　吾われ先さき＿に 7 　　　　見→1問→2➰2←と-は1←え-り＿＿し　故ゆゑ 5 　　吾われ先さき＿に 5 　　　　為→➰名告な・の-り←せ-む 3 　　吾われ者は(○○) 5 　　　雖→惡事まがこと＿と 7 　　　　　←いへど　而ー　一言ひとこと 7 　　　　　　　　雖→善事よごと＿と←いへど　而ー 5 　　一言ひとこと＿の 7 　　　々離ことさか之の�~かみ 5 　　　　葛城かつらぎ之の 7 　　　　　一言主ひとことぬし＿の 6 　　　　　　大�~おほかみ　者ー　也なり(○) 　　　　　　　　　　　　　　　」 7 天皇すめらみこと＿は 7 　於是ここに　惶おそ-り＿て 7 　　畏　かしこ-み＿たまひ　而ー 3 　　　　白まを-す(○○) 　「 5 　　恐おそれ　我われ 5 　　　　大�~おほかみ＿は 6 　　　　　有→➰うつしおみ宇都志意美＿に　　…≒現し・御身 7 　　　　　　←あ-り＿と者は不覚し-ら・ず 　　　　　　　　　　　　」 4 ＿と白まを-す　而ー(○) 大御刀おほみたち 　　　及　および　弓矢ゆみや 　　　　　　　始　はじめ　而ー 　　　脱→➰百官人ももつかさ 　　　　　　等たち＿の 　　　　　　　所⇔服つ-け之⇔し衣服ころも＿を 　　　　　　　　　　　　←ぬ-ぎ　　以もちて 　　　拜　をろが-み＿て 　　　　　　獻　たてま-つり＿き 爾　ここに　其そ＿の 　　　　一言主ひとことぬし＿の 　　　　　　大�~おほかみ＿は 　　　　　　　　　手て打う-ち＿て　其そ＿の 　　　　　　　　　　　　受→➰捧　ささげ物もの＿を 　　　　　　　　　　　　　　←う-け＿たま-ひ＿き 故かれ 　　天皇すめらみこと之の 　　　　還　かえ-り幸ま-し 　　　　　　＿し時とき　其そ＿の 　　　　大�~おほかみ＿は 　　　　　　滿→➰山末やまのは＿に 　　　　　　　　　←みち＿て於→長谷はつせ＿の 　　　　　　　　　　　山口やまくち←に 　　　　　　　　　　　　　送　おく-り奉まつ-り＿き 故かれ　是こ＿の 　　　一言主ひとことぬし之の 　　　　　大�~おほかみ者は 　　　　　　　　彼その時とき＿に 　　　　　　　　　　所⇔顯あら-はれ 　　　　　　　　　　　　＿たま-へり　也ー -------------- ○天皇制は＜現人神＞というコンセプトありきだが、その根拠となる事績としては、葛城之一言主大�~との遭遇場面しかなかろう。�~の庇護下で、御指示に基づいて、＜天孫＞として、勢力拡大を図る役割から、�~として自律的に意思決定していく地平に達していることを示しているからだ。従って、本来的には下巻は当代から始まってもおかしくないが、すでに１４代御子が伊奢沙和氣大�~と対等的な関係にあり、その時点が過渡期とされたのだろう。 📖叙事的訓読 INDEX 📖古事記を読んで INDEX 　(C) 2023 RandDManagement.com　　→HOME