表紙 目次 | ■■■ オジサンの熱海お散歩コース ■■■ 2014.5.6 坂だらけの熱海から歩いて十国峠へという企画。(熱海は都内から近い。品川から新幹線で45分。) 思い立ったらお気軽に行けるという点では、高尾山並。時間的にそれほどかわらないのである。もちろん、温泉で過ごす時間的余裕も十分あるということ。 丹沢辺りは交通の便が今一歩だし、最近は蛭のリスクがあるので、藪漕ぎ的道は敬遠せざるを得ない。熱海の方が魅力的なのである。 山歩きではなく、お散歩コースだが、それなりに歩いた感は味わえる。標高で比較してみるとわかると思う。滅多に歩かない人は止めた方がよい。 高尾山口駅(190m)-高尾山(599m)-城山(670m)-弁天橋下(141m)-相模湖(167m) → 「オジサン向け高尾山案内」[2012.10.3] 来宮駅(68m)-日金山こと十国峠(766m) → 「伊豆の古代を想う」[2009.8.24] もっとも、魅力はソコではなく、なんといっても富士山の迫力。こちらで眺めてしまうと、高尾山からの姿では物足りなくなる。それに、見えないことも多いし。 なんと言っても、360度のパノラマの凄さ。比類なき素晴らしさと言ってよいだろう。大菩薩峠と勝負と言ってよかろう。小生は写真を撮らないが、どこへ行くにも紙製折り畳み双眼鏡だけは持参。十国峠の場合、その手の道具の有り無しで楽しみが倍化できるか差が生まれる。 熱海湾-初島-伊豆五箇島(大島、利島、新島、式根島、神津島) 天城連山 函南-三島市街 沼津中心部-徳倉山-大瀬岬 駿河湾-久能辺り 南アルプス・・・うっすら。 愛鷹連峰-富士山 箱根駒ヶ岳 (東京スカイツリー)・・・見えるそうである。 奥湯河原-湯河原市街 相模灘-真鶴岬 相模湾-三浦半島 房総半島 それに、展望台と周辺だけは混むこともあるが、高尾山の人出のレベルにはほど遠いのが嬉しい。一群の人々による渋滞に遭遇したり、山道一列縦隊のお尻歩きをさせられることがないのは、有り難いこと。 出発は、熱海駅のお隣(伊東線)の来宮駅がよかろう。小生は熱海に泊まることが多いが、その場合は来宮駅横のガードまで歩く。 ■■伊東線来宮駅■■ |線路沿いの道路を左手(熱海駅方向)に。 |ガードを潜る。 ↓ ○来宮神社 |左手横の川沿いの道を上る。 |[右手]学校 |道なりでクネクネ坂道を進むだけ。 | かなりの道のり。暫くお店はない。例外:旅館併設ベーカリー ↓ ○「石仏の道」への横道 | 右側の表示板に気付く筈だが、無視して直進しても問題はない。 |ここで右折して、すぐに左折、上る。 | 歩いてきた車通りに平行する崖横の水流沿いの細道を歩くにすぎない。 | 「○丁目」毎に小さな石像と道標があるだけのこと。 ↓ ○団地前の道への分岐 |左折する。道標の指示に従う。 ↓ バス道にぶつかる。もちろん道標がある。 ○笹良ヶ台入口 バス停留所 |車道を、道なりで上っていく。 | (車道だが、ここから先の車の通行量は僅少。) | 団地を過ぎると、車道右側壁面に石仏の道標識。道が曲がる場所。 | (そちらへ入り、しばらく山道を行く手もあるがお勧めしない。) |ここはバス通り(西熱海別荘地への入口、西熱海ゴルフ場) | 熱海湾に注ぐ細い川「糸川」源流を通過 ↓ ○ロータリー(函南/三島、熱海市街/梅園/来宮駅、箱根/姫の沢) |右の上る道へ。 ↓ ○姫の沢公園入口 |正面の階段を上って、広場にでたら、左手を上る。 |要は、ツツジの丘回遊路を上るだけ。 |途中、熱海湾一望のベンチあり。 |ツツジの丘の上から、尾根に入る山道へと進む。 | ツツジの見頃は5月中だろう。 | 尚、そろそろ公園の大改修時期では。 ↓ アスレチックBコースの道にぶつかる。 ○アスレチックBコース「11. ケンケン丸太」 |左折し、番号が若い方向へと進む。 | (それぞれの間隔は100m以上。道は広い。) | (一か所トイレあり) ↓ ○アスレチックBコーススタートポイント広場 | 「姫の沢公園」入口でもある。 |[右側下方]日金山墓地・お寺 ↓少々上の広場に登る。 ○源実朝歌碑・・・眺めれば、実感できる。 | 箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ |低い円柱のような建物(展望台)の方向に進む。 |左側が開けており爽快。富士山もくっきりと。 |のんびり歩こう。それなりの距離もあることだし。 | 吹き曝し(強風に煽られる可能性)の対処を忘れずに。 ↓ 展望台2階から360度景色を眺めることができる。 ○ケーブルカー山頂駅(展望台階下) |引き返す手もあるが、時間セーブがよかろう。 ↓ 約3分 徒歩用の道は無いようだ。 ○ケーブルカー登り口駅 ↓ 道路向かいのレストランは残念なことに消滅。 ○駅前のバス停留所「十国峠登り口」 ↓ 約50分 ■■熱海駅■■ 小生は、この後、すぐ帰路につくか、宿泊地へ。 尚、伊豆の渋滞時間帯の場合、来宮神社で降り、来宮駅乗車。 【変更のポイント】---途中までバスで行くこともできる。 熱海駅から元箱根行バスは30分間隔。 笹良ヶ台入口 約20分 (笹良ヶ台循環も30分間隔) 姫の沢公園 約30分 自治体は、十国峠登り口からケーブルカーで展望台に上り、そこから下りていくコースを推奨。上記は真逆。 【ご参考】---函南へのコース 上記の4差路ロータリーで、箱根/姫の沢方面ではなく、函南/三島方面に歩くことも可能だが、止めた方がよい。 すこし進むと橋。ここからの眺めは素晴らしいが風が強いと飛ばされそうになる。その先はトンネルが2本続く。間が、熱海湾に注ぐ「初川」の源流。トンネルは長い上に薄暗い。僅かだが、歩行用スペースはあるが、車は時速60Km以上で通過していく。ライトをつけない黒い大型車や、点灯していても猛スピードで疾走するスポーツカーがすぐ横を走るのでえらく気分悪し。春山に比べれば危険性は低いが、安全とは言い難い。トンネル内も風が強いからである。 トンネルを出ると、山の斜面を切り取った道であることがわかる。右手下方に、山に囲まれた平地が見える。暫く進んだら右折して、そこを訪れることにする。目指すは「丹那牛乳」工場である。早いうちに注意して見ていれば、だいたいの位置がわかるから、耕作地内の道をたどっていけばよい。都会生活者にとっては、山に囲まれた盆地状の場所なので、これはなかなか楽しい散歩になる。 尚、ここの牛乳が特殊という訳ではない。低温殺菌ノンホモはここの製品以外みかけたことがないだけ。そのため、愛好者になっている訳である。当たり前だが、そのミルクを飲むとか、乳製品を買うために行く訳ではない。工場お隣り(オラッチェ牧場)のレストランの庭で、生の小麦ビールをのんびり飲もうという魂胆。帰路はTAXIとなるので、そこまでして飲みに行くところでもない感じがする。 徒歩に拘るなら、旧熱函道路に出て、函南駅や三島大場駅に抜けられる。もちろん距離はかなりある。歩いたことはあるが、盆地を出てしまうと、なんの面白味もない道筋である。ただ、地方の盛んな事業とは、どういうものかは実感できるが。 「観光業を考える」−INDEX >>> HOME>>> (C) 2014 RandDManagement.com |