■■■ 健康の考え方 2013.10.10 ■■■

直感的健康食習慣とは

健康食の話が出ない日がないほど、どのような食事にすべきか考えているのが、先進国の社会のようである。
健康維持を旨とするのは悪いことではないが、いかんせん非科学的な主張のものが多い。理屈は滅茶苦茶でも、マイナスにならない限りは、プラセボ効果もあるだろうから、まあ、結構ではというのが小生の見方だったが、最近は一寸度が過ぎる感じ。
と言っても、半分宗教みたいな主張もあり、下手に間違いを指摘などすると、魔女狩りの対象にされかねないから要注意である。まあ、ほどほどにしといたら位の批判が無難。

ただ、それを薄々感じておられる方々も少なくないようだから、その手の方々に、面白健康維持策をご提案しようか。ということで、それがタイトルになっている「直感的健康食」。
本来、食とは直感的レベルで対応していれば、そうそう間違いを起こさないものという発想でしかないが。

それでは、早速、解説。
そんなの当たり前と言われそうな点から、順序よく書いてあるので、そこらをご理解の上読んでいただきたく。・・・もっとも、余りに馬鹿馬鹿しくて、読む気が無くなるかも知れないが、そこは我慢して、どうか最後まで。そこで、コリャなんなんだと感じる方もいらっしゃるかも知れぬが、そうなったらご勘弁の程。

【第1段階】コリャ、「体に良くなさそう」と感じたら直ぐに止めればよい。
実は、これが一番難しい。
ただ、食にたいした興味が無い方は意志の力でなんとでもなるから、全員そうだということではない。(これは理解しにくいかも。)
要するに、多くの場合、体に悪そうだからこそ続けてしまうのである。本人は必ずしもそうは思っていないし、天邪鬼な人がそうなるという訳でもない。どうしてかはわからないが、ヒトの社会にはそういう体質の人が多いのは間違いない。
従って、自分の「タイプ(体質/性格)」を知ることが極めて重要になってくる。それに合った食の習慣をつけないと、期待効果は得られないということ。現実を見れば、そんなことはわかる筈。・・・健康に悪いモノ好きだからといって必ず不健康になってしまう訳でもないし、悪いと言われている食生活を避ければ健康を保てるとの保証もできかねるのだから。
まあ、ともかく、ドグマに染まらぬこと。
「直感」ベースで「ヨサゲと思うこと」をやってみれば、それにお気付きになれるのではなかろうか。
尚、小生は、この体質/性格毎に健康維持方針を変えるべきと考える。この話は別途書こうと思っているが、素人の独断と偏見話だから、止めた方がよいか。
○食欲を失うようなものを避ける。
・朝、起きがけの一服は厳禁。
タバコは食ではないがネ。
P缶を抱えていた頃、これが楽しみだった。しかし、朝食はたいして食べれなくなる。胃に相当な悪影響なのはわかってはいる。なにせ、胃がのたうち回る禁煙映画も見たのだから。その後、禁煙したが、この辺りが影響した結果ではない。

・大量の甘物を取るのはよそう。
甘物のお陰でさっぱり食欲湧かずになったりする。厄介なのは、かなりの量の甘味を摂ると、さらに欲しくなったりして、歯止めがかかりにくい点。それを理解して、適度に抑えられるかだ。上質なものを少量にするとよいのだが、色々と試したいのでなかなかそうもいかなかったり。小生は和三盆だけのお菓子大好き人間で、砂糖を止める気などさらさら無い。ただ、砂糖を減らすのは悪くない。モノの味がよくわかるようになるからだ。それが楽しい人しか通用できないが。
・寝しなの食事や、脂っぽい夜食は駄目。
起床時に胃にありそう感が生まれたりして。朝食抜きになりかねず、いかにも体に悪そうではないか。
○いかにも炎症を起こしそうなものは止す。
・矢鱈に熱いものと、強いアルコールそのままはハイリスク。
食道から胃にガツンとくるのがわかるのだから、コリャ拙いヨ。
・たまには刺激物で活性化と考える人もいるようだが、そんなことが胃や食道に良い訳があるまい。
・強烈に塩辛い食品も、胃がキリキリした感じになったりする。もっとも、全く感じない方もいたりする。
○胃がもたれるモノはできる限り食べない。
・余りに不消化と感じたら止めるに限る。
マナー上芳しくはないが、矢鱈に硬くて噛み切れないものはすぐに吐き出そう。そうそう、玄米が素晴らしいと語る方は多いが、胃腸がご立派ならよいが、そうでないならどうかネ。
・古典的なフレンチのフルコースも、元気が出る人だけではない。胃がもたれる場合も少なくない。明らかに量が不適ということだ。
・食べすぎて動けないなど言語道断。
胃がもたれるを通り越して、動けないとか、寝てしまうなど、とんでもないこと。
○吐き気に襲われたら、棺桶に足をつっこんでいるようなもの。そんなもの口にするな。
生活予定を考えずに食べてしまい、ゲロなどもっての他。運動直前に普段同様なものを食べれる訳がなかろう。

【第2段階】美味しい水を飲もう。
○朝起きた時の冷水一杯でシャッキとして食欲がでてくるし、動きたくなってくる。
これが感じられないのは不健康そのもの。美味しくない水の可能性もあるから、そこは要注意である。
○都度、水分は補給したくなるもの。
水分をとらずに生活するなどどうかしている。慣れたトイレ以外に入るのが嫌いとか、トイレがなくて我慢しなければならない恐怖症は、都会生活で頭がおかしくなっているにすぎない。水分が欲しいとも感じないようになった体を作るほど酷い「不健康法」はなかろう。

【第3段階】唾液が沢山出る食品をできる限り食べる。(梅干的な即効型で無いモノ)
○旨みが効いた出汁で煮た根菜類が最高。
どういうことか知らぬが、旨みで唾液が出てくる。
肉や魚は旨みはあるが柔らかいものが多く、余り噛まないで食べ終わってしまうので思うほどには効果なし。魚の焼いた皮はコゲを避けた方がよいが、好きなら、旨みを噛んで味わうことになるから優れモノと言える。

○チーズのような醗酵蛋白系食品もなかなかのもの。
朝食で、醗酵系の旨みを感じると、唾液と連動して、胃も活発に動き始めるような気がするのだがどうなんだろう。一般的に通用する訳でなく、パブロフの犬的なものかも知れない。
○ぐちゃぐちゃ噛むことになるものはよかろう。
人前でガムやグミで口をモグモグは下品とされるから、場所をわきまえる要あり。そうそう、好きだったら昆布もよさげ。ただ、スルメ類になると硬くて消化悪そう。もっとも、ガムと同じで食べなければ良いだけのことか。食事なら、ネバネバ系食品が該当する。ただ、喉に流し込むような食べ方のものは駄目。そうでなければネバを愉しんで噛み噛みしている筈で唾液ダラダラものでは。もっとも、それはネバ好きな人のみに通用する訳で、お嫌いなら無理するようなものではなかろう。体に良いかなど誰もわからないのだから。

【第4段階】呼吸器に喝をいれる野菜を沢山食べる。
○自分に合ったネギ系の野菜を十分にとる。
  → ネギ系野菜適合度確認レシピ[2013.10.8]
刺激臭は鼻にツンとくるし、肺にも通じていそうな気になってくる。呼気活発化は間違いないのでは。

【第5段階】食事のメニューには、胃に優しそうな野菜を必ず入れるようにする。
○油/脂系お数には、なんといっても、十字花野菜である。
  → 十字花野菜適合度確認レシピ[2013.9.25]
揚げ物を食べる時、むしょうにキャベツが食べたくなったりする。別にキャベツでなくても、十字花植物だと胃が結構さっぱりするもの。肉ゴテゴテの時に、ブロッコリーとかカリフラワーがあると、胃がホッとした感じになる。これは是非とも食習慣にしたいところ。

【第6段階】食後や食間に「茶」を飲む。
○カフェインがあろうがなかろうが、胃がスッキリする感じがするなら、悪くなかかろう。
嗜好飲料は気分転換にもなるが、胃にさっぱり感が生まれるから、悪い筈がなかろう。

【第7段階】食で不調和感が生まれたら、軟体動物食で調整しておこう。
○貝、イカ、タコを常食にしたい。
二日酔いの朝のシジミ汁は本当に体に染みる。もっとも、これは知識を植えつけられた結果かも知れないので、100%信用はできない。ただ、えらく美味しく、幸せ感に浸れるのは間違いない。
それに、日本酒の摘みにイカ・タコ系があると嬉しいものである。小生は生の貝類は余り食べないせいもあるが。
酒が分解して悪さをしても、なんとかしてくれる感じがする訳である。この効果、酒にかぎるまい。酒無しでの牡蠣鍋は今一歩だが、体に染み渡ってきて、体が再生してきたような気分になる。


【第8段階】「食べた感」が濃厚な時は香気立つ野菜は欠かせない。
○しっかりと主菜を食べる時は、傘形花(セリ系)野菜は外せない。
  → 傘形花野菜適合度確認レシピ[2013.10.4]
食後のサッパリ感の有無はセリ系の存在で決まるのでは。全力で消化するゾという意気込みがフツフツと湧いてくる感じがするのだが、気のせいか。

【第9段階】夕食での香りは重視したいもの。
○菊花野菜の苦味で落ち着いてから夜を過ごそう。
  → 菊花野菜適合度確認レシピ[2013.10.7]
春菊やレタスは夕食で食べるとよい。香りというか、苦味が肝心なのだが、それを感じさせない野菜が多いので残念至極。レタスはBLTに合うよう、香りでなく、シャキッとした食感を愉しむ野菜になってしまったから、できれば菊らしさを感じさせる異なるレタスを選びたい。

【第10段階】平静さを保つため大豆製品を毎日食べよう。
○性的元気はほどほどということで、精進的な大豆製品を忘れずに。
ソリャこまるという御仁もいらっしゃるとは思うが、意味を取り違えないで欲しい。抑えが効かなければ、生殖器に不具合発生になりがちだろう。ネギ科野菜で精力を煽っているから、ここは精進ということで。

【第11段階】疲れた感を薄めるには、果物と酸味だ。
○心地よい疲労感の時に、元気回復の決め手は「生レモン」的なもの。
疲れていかにも免疫能力が低下してそうな時には、なにがなんでも「酢」系の食物と、新鮮な果物。それだけで、一気回復感が生まれるもの。一般的に言えるものかはよくわからんが。汗をかいて動いた後のレモンの爽快感は素晴らしいと思うが、一緒の方にお勧めしてもお嫌いだったりすることもあるし。そうそう、小生、小さい頃にトコロテンを食べた覚えがない。食べたい気も全くおこらなかったが、大きくなってから、たまたま酢と和辛子のものを出されて初めて食べる羽目に。ところが、その一杯で疲れが一気に吹っ飛んだのである。それ以来好きになった。まあ、その手の原体験があるかどうかだと思う。コレ、恐ろしく、原始的な感覚のような気がする。

【第12段階】お腹の調子を保つには、乾物やヨーグルトを定常的に食べること。
○便秘しないこと。乾物野菜/海藻、茸、芋類を沢山食べてれば、滅多なことではそうならない。
干した野菜の煮物、海藻料理、焼き芋といった手の食品を欠くと途端に硬い便になり往生するもの。もっとも、芋は食べ過ぎると異常発酵してガスが出てこまる。ともあれ、心地よい便通は元気の源である。
○好きなら、日々ヨーグルト方針はお勧め。
小生は、プレーンヨーグルトが好きなので、食べ続けているが、欠かすと腸の調子が不安定になる気がする。ただ、好みもあるし、常食としての慣れから来ていそうだから、こればかりは人それぞれかも知れぬ。
○下痢は人生最悪。それをきたす食品は有無を言わさず廃棄。

【第13段階】なんといってもご飯である。
○ご飯を食べると、力が湧く「感じがする」。
言うまでもないが、ご飯とは限らない。それがバターを塗ったトーストだったり、熱々の汁麺の方もおられよう。人それぞれ歩んできた食生活は違う。要するに、十分なカロリーを、慣れたもので摂るということ。過食は良くないが、少食も悪影響が出るに違いあるまい。少食とは、代謝を悪くする方向に進ませようと動いているようなものだから。活発化こそ健康の源では。尚、小生は美味しいから胚芽米にしている。理屈の食など御免被るという考え方。体がさっぱり喜ばない、美味くない主食など願い下げ。もしも不足している成分があると考えるなら、サプリメントをお勧めしたい。

【第14段階】肉や魚をどしどし食べる。
上記をクリアしていれば、肉や魚を食べ過ぎることはなかろう。
○一匹魚料理を最優先したい。
箸だけで、徹底的に食べつくす醍醐味こそが、食の喜び。時間はかかるし、集中力も必要で、えらく面倒ではあるが、だからこそ楽しいのである。
○肉を避けたりしない。
犬ほどは肉が「欲しい」感は生まれないとはいえ、頭が肉を欲しがっている感じがしないか。食べたいのに、抑えるような姿勢は、小生は大嫌いである。病気で医者に止められているのでなければ、食べようではないか。
○ただ、塩漬け系を沢山食べないこと。
干物やハム・ベーコンは美味しいが、時に、味に微妙な違和感を覚える時がある。
○脂身は胃に重く感じるので、避けた方がよい。

ハハハ、こんなところ。
暗記ものの知識で頭が一杯だと、なんだ下らんとなること必定。そこが狙い。
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