■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[舟𣍝]■■■
偏"にくづき"の字形は祭祀に供するmeatだが📖肉⺼、その字義は肉ではなく、肉が醸し出すイメージではないか、と書いた。偏"ふなづき"も同じことが言えるのではないかということで、触れておこう。
   俞:空中木爲舟[亼+舟+巜 巜…水]
   朕:我
   服:用

"舟"の字体は、boatに見える。通用字義も同じ。
しかし、"ふねboat〜ship"の文字は多種あり、ジャンルを示す偏"舟"を使った合字類(船䑣舳艫𦨉艐舫般舸艇艅艎)に含まれる。"舟"は、そうした文字の総称ではないから、boatという舟の1種だけが合字でなく単字であるという方針はいびつである。小篆創成官僚は精緻な文字体系化を目指していた筈だから、例外的に、boatだけは単字を認めようということではなかろうか。

想うに、"舟"は、boatの象形では無いのでは。

後世の和語の"さかふね"に近い容器の象形では。水上移動用乗り物ではなく、朝廷の祭祀に必須である酒壺の敷器ではなかろうか。それは、古代酒器の名残だと思われる。
・・・そう考えれば、肉と酒舟のイメージはかなり近いことになる。
肉は煙に乗って天上に供されるとの信仰があったとすれば、酒の方は舟で運ばれるということになろう。
合字に使われる<肉・舟・月>は、書体上の類似性があり、部首数削減と文字簡略化の流れが強くなれば、一つにまとめられることになるとの見方は当たっているだろうが、もともとのイメージ自体が互いに被っている文字でもあり、こうした流れに違和感が発生しなかったともいえそう。・・・

📖月
#135【肉/𠕜(宍)/】🅱㊎🆂:胾肉[象形]
     meat[冂+仌]
#309【舟/𣍝】🅱㊎🆂:船📖舟車
     古者 共鼓 貨狄 刳木爲舟 剡木爲楫 以濟不通[象形]
     boat[𠔾{丿+⺆+一}+⺀{Ch.:㇔㇔ Jp.:㇔㇑}]
#237】🅱㊎🆂:闕 大陰之精[象形]  (→𡇹)
     moon[⺆+𠄠]
#241】🅱㊎🆂:莫[月半見]
     dusk[𠂊+丶]
📖刖前兪
  ≪刀≫刖🅱cut off feet@五刑 :絕[月()+刂(刀)]≒跀
  ≪止≫前㊎🆂:不行而進謂之歬[止+在舟上]
  ≪舟≫兪/俞🅱㊎🆂:空中木爲舟[亼+舟+巜 巜…水]
📖刖明朙
  明:n.a.🅱㊎🆂  ≪朙≫:照 🅱㊎🆂
📖旦倝
  ≪倝≫(朝:n.a.)㊎🅱🆂 (月→川→)
混乱
  間楷書/≪門≫閒㊎🆂 (月→日)
  𦣠/≪亡≫望🅱㊎🆂 (壬→王 臣→{亡+月})
無関係
  @鳳朋🅱㊎🆂
  ≪丹≫丹🅱㊎🆂  (𤯞⇒青)

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