■■■ 小篆文字検討@「說文解字」「爾雅」[喜group]■■■
巻五は収録部首数が多いだけでなく、系譜の字体上の繋がりが自明ではない。お蔭で、系譜をどう見るべきか、のんびり考えざるを得なくなる。いくつか候補は上がってくるものの、"喜"が"可"から繋がっている見方はピンとこないとなると、解は自然に決まってくる。  (角竹箕丌 左工㠭巫 甘曰乃丂可兮号亏旨 喜壴鼓豈豆豊豐䖒虍虎虤皿𠙴去血丶丹青井 皀鬯食亼會倉入缶矢高冂𩫖京亯㫗㐭嗇來麥夊舛舜韋弟夂久桀)

このお蔭で、字体系譜の意味が朧気ながら見えて来る。<器>グループ的な様相が存在するからでもある。
現代常識的には、それなら#045≪㗊≫器か#396≪壹≫と繋がってもよさそうに思うがそうならない。#159≪喜≫グループの一部を形成しているからだ。
「爾雅」なら、これらは釈器として寄せ集められる訳で、そこから雅語だけが抽出されることになる。方法論的に好対照。

考えてみれば、小篆とはあくまでも秦帝国の統治のための道具。<器>の公式行事用と、畜餌用を容器分類で仕訳するような発想で文字担当官僚が文字を創出する訳がなかろう、というだけのこと。

つまり、ここでの<器>グループは<樂>グループと親和性が高いことを意味する。単純な器とか、壺といった容器とはカテゴリーが異なることになる。朝廷の"喜"的儀式で公式に用いられる容器だけが該当することになる。そんな容器には特別な想いが被さっているのだろう。

  ┌・・・・・・
 口[巻二]
  [巻五]    (角竹箕丌)(左工㠭巫 甘曰乃)(丂可兮号亏旨)
  ↓#159
  喜┬┬┐   🅱㊎🆂
   壴││   🅱㊎🆂:陳立而上見
📖壴
   │鼓│    🆂:郭 春分之
   │ │    #092≪攴≫鼓:擊鼓
   │ 豈    🆂:還師振旅
   │
   豆/荳    🅱㊎🆂:古食肉 📖豆
   │      #264【尗】:豆[象尗豆生之形]⇒菽📖木group
   ├┬┬┬─┐ #396【壹】🆂:專壹[壺+吉]📖 壺壹
   豊│││ │🅱㊎🆂:行禮之  📖豊豐
    豐││ │🅱㊎🆂之豐滿者
     䖒│ │:古陶
     └─────虍─虎─虤  📖虍 📖虎
      │ │  ↑文 ↑獸 ↑獸行動
      皿 │🅱㊎🆂:飯食之用
      ├┐│
      𠙴││    :飯≒𥬔@竹→柳製
      ││🅱㊎🆂      📖去
       │🅱🆂       📖丶
       │㊎🆂
       │🅱㊎🆂
       │㊎🆂
       │🅱㊎🆂
        🅱🆂:穀之馨香   📖皀食亼
        ├┐
        │   𠙴…
        #180🅱🆂 [皀+亼]

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