→INDEX ■■■ 今昔物語集の由来 [2020.12.27] ■■■ [528] 橘の扱い 十六年四月五日獨居平城故宅作歌六首 橘の にほへる香かも 霍公鳥 鳴く夜の雨に うつろひぬらむ [「万葉集」巻十七#3916 「今昔物語集」では、歌ではないもの、の花橘として登場してくる。・・・ 【本朝仏法部】巻十九本朝 付仏法(俗人出家談 奇異譚) <23-34 報恩> ●[巻十九#33] 東三条内神報僧恩語📖紅梅情緒 📖報恩 (後半欠文) 賀茂の祭の物見車返さの紫野の生めかしく、 神館に郭公の眠た気に鳴き、 花橘に付る心ばへなども有めり。 浅学なので、"ふ〜ん。"以上の感想はななにも湧かない。文章削除も腑に落ちない方針だし。 しかし、樹木としての橘の取り上げ方を見ると、どういう理由なのか、好意的とは言い難い内容。紫宸殿「右近の橘」を模して庭に植え、悦に入っている訳でもなさそうだが。・・・ 【本朝仏法部】巻十三本朝 付仏法(法華経持経・読誦の功徳) <42-44 執心で蛇転生> ●[巻十三#42]六波羅僧講仙聞説法花得益語🐍📖紅梅情緒 【本朝仏法部】巻二十本朝 付仏法(天狗類 冥界の往還 "その他") <20-40 悪報:転生現報> ●[巻二十#39] 清滝河奥聖人成慢悔語🙏📖悪報[4:僧悪行] この辺りをどう見たらよいのかよくわからない。 柑橘類として位置付けていないのだろうか。 📖柑橘@日本の樹木 📖蜜柑と杏@酉陽雑俎」の面白さ 有名ジャータカ譚の兎・狐・猿の"三獸窣堵波"では、樹木名称を本朝版に入れ替えているが、そこに橘は入れていない。そのかわりに柑子。[巻五#13] 🍊他に、"大柑子三つ"譚もあり[巻十六#28]、結構、ポピュラーな果物になっている。 他にも柚が登場してくるが。[巻十三#27]・・・ 一百果の栗を以て一夏九旬を過し、 一百果の柚を以て三冬の食としてぞ有ける。 過去への拘りを意味する樹木とされている訳でもないだろうし。・・・ 五月待つ 花橘の 香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする [「古今集」巻三夏歌#139] さっぱり寄り付かなくなった夫を諦めて乗り換えたところ、接待の席で前夫に恥をかかされたお話。[「伊勢物語」] (C) 2020 RandDManagement.com →HOME |