■■■ 「古事記」叙事的訓読  ■■■
㊦㉑大長谷若建命㊂引田部赤猪子
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6 亦また 一時あるとき(○)
7 天皇すめらみこと_は
7  遊→➰行ゆ-き←あそば-し_て
5   到→*➰於→美和みわ_(の)河かは←に
6    *←いた-り之し時とき(○)
7 河邊かはへ_に
7  有→*➰洗→➰衣ころも_を←あら-ふ
5   童女をとめ*←あ-り
5 其そ_の容姿すがた
7  其そ_れ麗うるはしき
7 天皇すめらみこと_は
6  問→➰其そ_の童女をとめ_に
2   ←と-ふ(○○○)
 「
4   汝いまし者は(○)
5     誰たれ_が子こ_や
         」
7 答こたへ_て白まをす
 「
5   己おの_が名な_は
5      謂→➰引田部ひきたべ_の
6        赤猪子あかゐこ_と(○)
2           ←い-ふ(○○○)
            」
3 爾ここに(○○)
5 令→➰詔みことのり
4   ←し-め_き 者は(○)
 「
3   汝いまし(○○)
7    不嫁→➰夫つま_に← な・とつぎ
3      今いまに(○○)
5       將まさに喚め-す
          」
5 而ー 還坐→・→➰於→宮おほみや_に
7 ←・←かへ-り・ましま-す

2 故かれ(○○○)
6 其そ_の赤猪子あかゐこ(○)
7  仰待→・→➰天皇すめらみこと之の
6    命 おほせごと_を(○)
5     ←・←  あふ-ぎ・ま-ち_(て)
3         既すでに(○○)
6          經→➰八十歲やそとせ_を←ふ(○)
7 於是ここに 赤猪子あかゐこ
6    以爲→・→望→*➰命おほせごと_を(○)
7     *←のぞ-み_まつる_と
5      ←・←おも-ひ之し間ま
6        已すで_に經→➰多おほ-き(○)
5          年とし_を←へ_て
5           姿體痩萎やせな-へ_を
3        更さらに(○○)
6          無→所恃たのめること(○)
2           ←なく(○○○)
5     然 しかれども
7       非顯→・→➰待まてる情こころ_を
7        ←・← あらは-さ・ざり_て
6          不忍→・→➰於→悒いきどほり_を(○)
6           ←・← しの-ば・ざり_て 而ー(○)
5   令持→1→2➰百取ももとり之の
3     机つくゑ(○○)
5      代しろ_(の)物もの_を
7        2←も-た1←し-め_(て)參出まゐで_(て)
6          貢獻たてまつり_き(○)

5 然 しかれども
7天皇すめらみこと_は
5  既すでに忘→➰先さき_に
6   所命おほせらえ之し(○)
7   事こと_を←わす-れ_き
7問→➰其そ_の赤猪子あかゐこ_に
5   ←と-ひ曰まを-す
 「
6   汝いまし者は(○)
5     誰たが老女おむな
7  何由なにゆゑ以もちて
5     參來まゐきたる
       」

7 爾ここに 赤猪子あかゐこ
7  答こた-へ_て曰まを-す
 「
5   其そ_の年とし_も
5      其そ_の月つき_も
7   被→➰天皇すめらみこと之の
6      命おほせこと_を(○)
6        ← お-ひ_まつり_て(○)
6         仰待→・→➰大命おほみこと_を(○)
5           ←・←あふ-ぎ・ま-ち
7     至→*于→今日けふ←に*←いたり_て
5       八十歲やそとせ_(を)経ふ
5   今いま容姿すがた
6    既すでに 耆お-いて(○)
3       更さらに(○○)
7         無→所恃たのまゆること
3          ←な-く_て
5   然 しかれども
3   顯白→・→➰己おのが(○○)
6    志こころざし_を(○)
5     ←・ あきらけく
7      ・← まを-さむ 以もちて
6   參出まゐ・で_し耳のみ(○)
        」

3 於是ここに(○○)
7 天皇すめらみこと_は
4  大おほいに(○)
5   驚おどろ-き_て
 「
5   吾われ 既すでに
5     忘→➰先さき_の事こと
4       ←わすれ_き(○)
5   然 しかれども
4   汝いまし(○○)
6    守→➰志 こころざし_を(○)
4     ←まも-り_て(○)
7       待→➰命おほせごと_(を)←ま-ち
5    徒 いたづらに
7     過→➰盛さかり_の年とし_を
5      ←すぎ-ぬ 是こ_れ
7         甚はなはだ愛悲かな-し
             」

7 心こころ_の裏うら_に
7    欲→➰婚めあはせむ_と
5      ←おも-ひ 憚→*➰其そ_の
7          極→老おい←きはま-れ_て
7           不得→・→成→†➰婚めあはせ_を†←な-し
3               ←・←え・ぬ_と(○○)
5          *←はばか-り_て 而ー
7 歌みうた_を賜たまは-り
7    其そ_の歌(み)うた曰まをす
  美母呂能 伊都加斯賀母登 加斯賀母登
  由々斯伎加母 加志波良袁登賣
  📖

7 又また歌うた曰まをす
  比氣多能 和加久流須婆良 和加久閇爾
  韋禰弖麻斯母能 淤伊爾祁流加母
  📖

3 爾ここに(○○)
5 赤猪子あかゐこ之の
5    泣な-き淚なみだ
5     悉 ことごとく(○○)
7      濕→➰其そ_の 所服つけらえ之し
7        丹楷にすり_の袖そで_を
7          ← うるほ-し_き 答→➰其そ_の
6   大御歌おほみうた_に
4    ←こた-へ_て 而ー(○)
5     歌うた曰まをす
  美母呂爾 都久夜多麻加岐 都岐阿麻斯
  多爾加母余良牟 加微能美夜比登
  📖

7 又また歌うた曰まをす
  久佐加延能 伊理延能波知須 波那婆知須
  微能佐加理毘登 々母志岐呂加母
  📖

5 爾ここに多祿給→・→・→➰其そ_の
7    老女おみな_に・←さはに
5      ・←たまもの_を
7       ・←たま-ひ_て 以もちて
7   返かへ-し遣つかは-し
6    _たま-ひ_き 也ー  故かれ(○)
6          此こ_の四歌ようた_は(○)
4            志都歌しつうた 也ー(○)

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