■■■ 分類の考え方 2014.2.21 ■■■


最古裸子植物を想う

花が咲かず(無花弁)、雌蕊の先が閉じていない(剥き出し胚珠)ものを「裸子植物」と呼び、「被子植物」と区別すると習った覚えがある。
ただ、ほとんど忘却のかなたで、多少はどんな分類だったか、思い出すことができるかナという程度。

胞子あるいは葉についた種様なものから成長するシダから、普通見かける花が咲く植物への過渡的な植物と教えてもらった気がするが、定かではない。ただ、なんとなく違和感が残った覚えがある。シダは下草でしかないのに、(今にして思えば、ヘゴはそれなりの樹木だが) 裸子植物は高木だらけだからだ。
その後、化石写真を見て納得した訳だが。

そんなゴタクはおいておいて、現在の植物分類を見ると、おおかた以下のようなものらしい。
  陸上棲息植物
    ├苔類
    └葉類
    ├小葉類("日陰鬘") (写真の感じは苔と羊歯の中間.)
    └大葉類
    ├羊歯類
    └種子植物群
    ├─裸子植物
    └──被子植物
「葉っぱ」というか、主たる光合成がどの箇所で行われているという視点での分類かと思いきや、突然にして、生殖機構の違いの分類が登場してくるので、素人にはえらくわかりにくい。その時点が、結節点という説明も無いから、えらく恣意的な分類に映る訳である。種子植物群ということでなく、非羊歯様葉群としたいところ。

そんな話はともかくとして、日本の古代史を考えていると、この手の植物に興味が湧いてきたりする。・・・裸子植物には「生きている化石」と呼ばれる木々が含まれており、それは古代人も薄々感じていた筈だと思うから。それらの樹木を古代人がどう扱っていたのかは、文献類で読み取れる思想や信仰から、垣間見えるので、結構、面白いのではないかという気になる訳。
   「昔の樹木に想いをはべらす」[2012.8.16]その追加[2012.8.20]

そんな観点で眺めると、日本人なら、特筆すべき樹木は「高野槙」となろう。高野六木のなかで、一番長い歴史を誇る樹木だからだ。おそらく、土着の樹木であろう。簡単に言えば、褐炭の木ということになろうか。
   「正真正銘の木」
昔は、そこいらでは滅多に見かけなかった木だが、悠仁親王のお印となったので、市役所前などに植樹されていたりと、あちらこちらで見ることができるようになった。なんとなく、ホッとする存在である。

今回はそういうことで、裸子植物の分類を眺め、小生の頭脳レベルに合わせて再編してみた。大きくは、葉形がよさそうである。
尚、「生きている化石」該当樹木は赤色にしてある。

シダ的巻葉展開の集合葉(先端尖状)>
   蘇鉄 [@熱帯/亜熱帯}
鴨脚形葉(非針葉かつ非広葉)>
   銀杏 (根拠は不明だが,室町期かその前後に日本へ移入とか.)
針葉(球果類)
  ("高野六木": 赤松 檜 杉 樅 栂 高野槙)
 - 主流 -
  【松類】[→]
   赤松/黒松 這松 五葉松
   樅 栂 栂椹 落葉松 唐檜
 - 古流 -
  【高野槙
  【一位[→]、伽羅木、榧】+【狗榧】
  【檜葉("ヒバ”)類】
   檜 杉 椹
   明日檜 柏槙[伊吹] 枝垂糸杉 児手柏
  【洋モノ檜葉類】
   メタセコイア[曙杉]
   セコイア セコイアデンドロン
 - 別流 -
  【槙、犬槙、梛[→]
  【南洋杉類】
   ウォレマイ・パイン[ウォレミ松/Jurassic Tree]
   チリ松[鎧杉]/Monkey Tail Tree
<トクサ的細茎密生(葉がよくわからない)>
   麻黄類[@乾燥地帯]
<地を這う帯状葉>
   ウェルウィッチア[砂漠万年青 or 奇想天外]
広葉(広葉樹との合いの子に見えるが,そういう種ではなさそう.)
   グネモンの木/Gnemon Tree

ざっと眺めると、ソテツ、イチョウ、マツのように、種子は食用になることはあるが、芽や葉はなかなか難しいものがありそう。イチョウ葉とマオウ茎は薬用にはなるようだが。ただ、例外的に、ソテツは、幹から採取した澱粉を徹底的に晒すことで、非常食にすると言われている。

ということで終わりにしようと思ったら、葉が野菜になる樹木があることを知った。おそらく食べたことがあるのだが、今の今まで気付かなかった。
もちろん、上記の広葉の樹木。インドネシアでメリンジョ/Melinjoと呼ばれている「グネモンの木」である。実はナシゴレンについてくる揚煎餅に含まれているそうだ。そうとは知らず。
葉の方はスープによく使われているという。確かに、知らない葉っぱが入っていたり。まあ、味の方は文章では表現できないので、なんとも言い難いが。
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