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2003.9.6 |
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Fortune500を読む(36:アセンブリ産業の日本企業)…
ここでは、モジュール化が進んでおり、俗に言う水平分業が盛んで、産業構造が大きく変わりつつある。 技術マネジメント力がダイレクトに競争力に繋がる領域である。 「Fortune 500」にランクンした日本企業は27社を数える。 日本を支える大黒柱の産業領域といえる。 ■過去記載頁へ■ 通信機器、 エレクトロニクス/電機、 半導体/EMS業界、 コンピュータ/オフィス機器業界、 写真フィルム(科学・写真・制御機器)、 コンピュータ・サービス/ソフト、 航空・防衛、 産業用/農業用機械、 自動車
企業数だけの乱暴な議論ではあるが、国内型ビジネスだけの問題産業が、グローバル産業で活躍するアセンブリ産業にぶる下がっている状態と見てよいのではないか。 この状態が解消されない限り、国内経済活性化などあり得ないといえよう。 グローバルビジネスを展開するアセンブリ産業に属する企業の視点から見れば、問題産業と連携したところで、メリットよりデメリットの方が大きい。 すでに、この領域の成功企業にとっては、コア人材さえ確保できれば、国内にビジネス基盤を置く必然性は無くなりつつある。 欧米の巨大企業は生産性向上を目指し、相互浸透を深めている。企業にとっては、資本効率こそが生命線であるから、当然の流れだ。 そのなかで、日本企業だけが、身を削って、国内の社会的状況を勘案した経営を維持できる訳がない。 問題産業の構造改革を急がないと、この領域は日本からの離脱を図らざるを得なくなろう。 そうなれば、日本の国力は一挙に低下する。その結果、グローバル化していない産業は衰退一途になろう。 「政治経済学」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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