2015.9.30 「書聖」の話 王羲之は書聖だが、書仙でもある。 薬フェチで方士志向ということ。 だからこそ帝がその書体を公文書にしたのでは。 →本文 2015.9.29 「詩仙」の話 李白は、国家最高位の道士を目指したようだ。 44歳にしてついに憧れの焦練師に。 仙術信仰一途の人である。 →本文 2015.9.28 貝殻写真集を眺めて 図鑑だが、紛れも無きマクロ写真集。 「美しい」というより、その価値観を凝縮した作品。 もともと学者が「美しさ」を求めて収集したもの。 →本文 2015.9.27 中秋名月の詩 道教の太陰星君の祭祀が背景にありそう。 月への尊崇が信仰者の紐帯感を生みだしていそう。 それが、故郷や親友を想いださせるのだろう。 →本文 2015.9.26 藍藻類の分類 素人から見ると余りに多様。 外見上藻に似るが、細胞が全く違う。 どうにもわかりにくい。 →本文 2015.9.25 でんでん虫図鑑を眺めて 日本的ガラパゴスを実感できるので面白い。 ただ、都市生活ではトンとお目にかかれず寂しい限り。 →本文 2015.9.24 漢字はオアシス都市国家の発明かも 倉頡が造文字ルールを作ったとの話は多分その通り。 ただ、それは占卜から文字が生まれた後。 その源は縦書きを好む遊牧民交流地と見る。 →本文 2015.9.23 十二支の「猪」トーテム発祥元を探る これはツングースで決まり。 古くから、「無牛羊、多畜豬」で知られていた訳で。 その上、豚の陶器まで出土しているのだ。 →本文 2015.9.22 覚えるべき漢字の大幅改定が必要 ついつい千字文と教育漢字を比較してしまった。 電子化の時代、覚えるべき文字が違って来たのでは。 見てわかる複雑文字大歓迎なのだから。 →本文 2015.9.21 十二支の「虎」トーテム発祥元を探る 虎はヒトの移動について行き、棲息域を拡げたと見る。 もともとは東南アジア高地にいた筈。 そこに一緒に住んでいた虎狩り族のトーテムが寅に。 →本文 2015.9.20 白髪詩 白髮三千丈が引用の定番。表現が面白いからだろう。 どうも「白髪」は不景気なトーンが多すぎる。 「覽鏡喜老」気分で行きたいもの。 →本文 2015.9.19 日本語の美しさの考え方 小生は美しさを保つには語彙力が不可欠だと思う。 それには、漢字をいかようにも読める力が不可欠。 →本文 2015.9.18 日本孤立化だけは阻止したいもの アジア圏では日本好感ムード。もちろん中韓は例外。 しかし、それを中国孤立化と解釈すべきではない。 米中独体制へとパワーシフト中なのだから。 →本文 2015.9.17 山形市長選の何が大注目なの? 地元候補者然とした、優位そうな候補が落選。 国政の争点を持ち出し、利点を消したのだから、当然の結果。 地元に骨を埋める覚悟の方が光る訳で。 →本文 2015.9.16 漢語はクレオール的融合言語では 日本語の語族確定は至難。そんなの当たり前。 中国語系を語族と見なす限り答が見つかる訳がない。 祖語からの分岐ドグマ固執は止めたら。 →本文 2015.9.15 十二支生肖アイデアの源泉 傈僳族には24の動植物名の姓があるそうだ。各集落では数種。 リスは自称で「高貴な一族」の意味。羌族の末裔らしい。 トーテムは自己主張でなく民族統合役。 →本文 2015.9.14 アルパムス・バトゥルを読む 遊牧の民チュルクの崇める対象は当然ながら騎馬勇士。 もちろん、詩や音楽の跳びぬけた才能も不可欠。 異なる文化の妃を困難の末獲得が英雄譚。 →本文 2015.9.13 殷の帝も蛮夷戎狄の類が出自 非漢民族出自でも、中華帝国の天子になると漢族化する。 周囲を蛮族とみなし、支配し、統合化していくからだ。 その流れが止まることはない。 →本文 2015.9.12 日銀総裁は本気でそう思っているのか? 7〜9月期の実質成長率はプラス見込みとか。 機械受注統計や消費者態度指数を見てそう考えるのか? 理屈を説明して欲しいものである。 →本文 2015.9.11 野生の思考 v.s. 風土 新領域創出は異なる価値体系あってこそと考えるのが「風土」派。 ドグマ探求の開拓精神とは方向が違う。 →本文 2015.9.10 嫌煙差別主義者だらけ 禁煙が健康に大きく寄与するのは間違いない。 しかし、その理屈は曖昧。「煙」を悪玉とするしかないようだ。 それなら、他の煙にも同様な姿勢で臨むべきでは? →本文 2015.9.9 重陽の節句詩 菊と言えば、採菊東籬下。 陶淵明の「飲酒」である。 これがピカ一。 →本文 2015.9.8 国構え文字を眺めて クニだけでも色々あるので驚く。 国,囯,圀,國だけではない。邦や邑も入るのだ。 →本文 2015.9.7 甘食を何年ぶりかに食す 間違って購入したパンが甘食。 形も色も昔のイメージ全く無し。 にもかかわらずアノ名前とは。 →本文 2015.9.6 都心中古マンション価格を見て驚いた 投資マネーが都心の中古マンションにまで及んでいそう。 手堅い実需があるからか。その程度なら歓迎すべきこと。 だが、都市繁栄への逆の流れを生む危険性もある。 →本文 2015.9.5 中華帝国最初の天子は東夷 中国史は夏王朝の初代天子の禹から始まる。 どう見ても、その出自は揚子江下流稲作地帯の「竜」族。東夷である。 しかし、漢民族の初源なのだ。それこそが中華思想。 →本文 2015.9.4 日本的果実の木 柿食文化を日本の象徴と見なす人も多そう。 それなら、古典的品種存続に注力して欲しい。 →本文 2015.9.3 中華風土形成の核 中華圏を規定するのは天子の一存。 そして、異民族は漢民族化していく。 この結果、巨大帝国化が進んだのである。 →本文 2015.9.2 「草原の道」言語は衰退の運命 部族統合的文化と天子が治める中華思想は水と油。 大陸で覇権を握れば統治のために漢化せざるを得なくなる。 言語衰退は自ら選んだ道とも言えよう。 →本文 2015.9.1 吉祥天の剛腕さ 吉祥天をどうも美人像として見がち。それはそれでよいのだが。 その像の本質は「悔過会」にあり。国家行事としての懺悔儀式だ。 これこそ鎮護仏教の根幹。 →本文 |