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■■■2016年2月の記述内容 ■■■
2016.2.29  「酉陽雑俎」の面白さ 夜光芝
   単なる珍しいキノコの話として読むなかれ。
   蛍光物質の原料ありと指摘しているのである。
   それが紙のような月の由縁と示唆しているのだ。   →本文
2016.2.28  アンモナイトよりネクトカリス
   アンモナイトほどポピュラーな化石はなかろう。
   これを代表から外すなら、その祖をいれるべきだと思う。
   カンブリア爆発期に近い化石だから。   →本文
2016.2.27  恐竜の代表はどれ?
   25化石で全進化を感じとるに、爬虫類7つは多すぎ。
   モンスター恐竜を選ぶ必然性もなかろう。
   トリケラトップスと始祖鳥だけで十分。   →本文
2016.2.26  「酉陽雑俎」の面白さ 刺青
   黥面断髪は海人習俗。都会の刺青集団の祖ではない。
   それは、暴力的組織の紐帯的表象にすぎない。
   その祖は匈奴。   →本文
2016.2.25  「酉陽雑俎」の面白さ シンデレラの原典
   シンデレラは東洋起源の古代信仰話の可能性あり。
   貝信仰時代と思われる少数民族伝承話が採録されている。
   熊楠翁はそのことにすぐに気付いたようだ。流石。   →本文
2016.2.24  「酉陽雑俎」の面白さ 壺と貝
   道教話と仏教話のタイトル名が独特。
   特に、仏教には特別な感慨がありそう。
   倫理を説く説話とは言い難いから。   →本文
2016.2.23  「酉陽雑俎」の面白さ 劇語
   滑稽譚も収載されている。
   しかし、著者も一緒になって笑っているとは限らない。
   冷徹な目で中華社会を観察していそう。   →本文
2016.2.22  唐変木が長寿とは思えまい
   大陸での椿は落葉樹で花期は7月。春の木ではなかろう。
   とても、8,000年の長寿木の係累とは思えない。
   唐変木と呼ばれて当然。   →本文
2016.2.21  「酉陽雑俎」の面白さ 龍は祖
   飛龍/應龍/蛟龍/先龍/屈龍とは要するに祖先。
   大分類した各々の生物群の共通祖先名。
   想像の産物だが科学的な概念である。   →本文
2016.2.20  「酉陽雑俎」の面白さ 魚 (補遺)
   食の観点からの魚名の備忘録。
   エイは食の記述が無いが、調理技術がなかったか。   →本文
2016.2.19  咏梅史
   梅花を花中之魁や雪中高士と見なすのは新思潮。
   そもそもは実が呪術的な恋心を現していたようだから。
   好文木に至っては日本の天神信仰発祥。   →本文
2016.2.18  浮世絵に影響を受けた絵とは
   正統印象派と浮世絵は根が違いすぎる。
   表現の意義という点ではゴーギャンの方に類似性を感じる。
   両者共に理知的だから。   →本文
2016.2.17  「酉陽雑俎」の面白さ 魚 (飛魚,Dr.Fish,兜蟹,等)
   異文化への興味津々で生まれた書でもあろう。
   中原の羊肉傾倒と政治文化もおわかりのようだ。   →本文
2016.2.16  桜花とは思えぬが
   古事記に鹿骨占が登場する。使われる樹木名はハハカ。
   ブラシ型花穂だが、花弁は桜型で、そここに生えている。
   桜と名付けたくなるのはわかる。   →本文
2016.2.15  25大化石の選定眼(うち哺乳類)
   ルーシーとToumaïは絶対に外せない。
   しかし、それ以外は小生なら選ばない化石ばかり。
   素人感覚との違いは小さなものではない。   →本文
2016.2.14  25大化石の選定眼(うち爬虫類)
   鰐の祖がいないのが残念。
   恐竜時代は、人気でなく巨大さが選択の視点。
   ドン詰まり迄一気呵成に進化する好見本。   →本文
2016.2.13  「酉陽雑俎」の面白さ 羽 (鳳,烏)
   三本足烏の一本は偽だったとの冗談話掲載。
   烏の「地上」での鳴き声は美しくない、とも。
   鳥の聖なる由縁は音声なのに。   →本文
2016.2.12  百花とは
   「日本の樹木」を書き始めて百頁目なので。
   日中のセンスの違いを感じながら。   →本文
2016.2.11  「酉陽雑俎」の面白さ 魚 (烏賊,鯉)
   鯉は無理矢理天子の魚とされたと示唆。
   烏賊はオチョクリで天子に関係ありとされた模様。
   それらを社会科学的に淡々と記述。秀逸。   →本文
2016.2.10  「酉陽雑俎」の面白さ 魚 (鰐,山椒魚,鮫)
   分類感覚は鋭いし、特徴をよくとらえている。
   馬頭魚、鯢魚、鮫魚の説明も納得がいく。
   龍とは単なる祖先で、化石生物名と言えそう。   →本文
2016.2.9  「酉陽雑俎」の面白さ 蟲 (蟻,紙切,蝿,蜂)
   小百科的に映るが似て非なる随筆的書籍。
   エスプリの塊。   →本文
2016.2.8  25大化石の選定眼(うちカンブリア迄)
   アノマロカリス落選、ハルキゲニア当選はわかる。
   軟体動物の祖をどうするかは考え方。
   原始魚ピカイアは地位喪失。   →本文
2016.2.7  水仙の風土(一帯一路花)
   天子-官僚帝国の体質は変わらぬ。
   その象徴が地中海から渡来した水仙の扱い方。
   十大名花認定=中華思想を担う花。   →本文
2016.2.6  海外小説の食卓シーン観賞
   美しいテーブルセッティング写真を見るのは楽しい。
   ノスタルジーを呼び起こされれば尚更。   →本文
2016.2.5  水仙の風土(Tazetta)
   日本水仙はシチリアから渡来した模様。
   他の水仙でなく、コレが気に入ったのだろう。
   それこそが極東体質。   →本文
2016.2.4  プラスチック汚染問題には注意を払うべし
   日本の政治家は鈍感すぎる。
   倫理だけで効果ゼロの動きとは布教活動と同じ。
   「悪魔」の烙印を押されないよう要注意。   →本文
2016.2.3  ボロこそが勿体ないの元祖では
   汚れきった裂布のパッチワークが正式な袈裟。
   糞掃衣と呼ばれる「勿体ない」品。頂戴すれば光栄の至り。
   仏教の律だが、日本の土着信仰が乗っかっていそう。   →本文
2016.2.2  モンスーン地域の山に生える針葉樹の代表
   栂という文字は樹木信仰の発祥を暗示していそう。
   実際にご神木にはなっていないものの。   →本文
2016.2.1  反砂糖運動にどれだけの意味があるか
   欧米では、摂取カロリー削減には砂糖削減は効果があろう。
   日本の糖尿病予防はそんな話ではないと思うが。
   肥満ではなく、運動不足が問題なのでは。   →本文

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