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■■■2015年11月の記述内容 ■■■
2015.11.30  關雎-ミサゴの番鳴く
   文字を意味で読み取れるので漢詩は面白い。
   興が乗れば、「楽しき哉漢詩翻訳」の世界も味わえる。   →本文
2015.11.29  豪州蝦蟇口夜鷹君の姿について
   梟に見えるが、全然別種。ユーモラスな身体である。
   命名でわかる通り特徴は口。これがなかなか見れない。   →本文
2015.11.28  Чингис帝を想いだし
   享年26。野生を失わぬ威厳ある眼光が魅力的だった。
   だからこそ大勢の子孫が残った訳で。   →本文
2015.11.27  冬の風
   古代人は、冬の風には畏怖感を覚えていたかも。
   今、そのような感覚を蘇らすのは無理。
   凩もやがて死語だろう。   →本文
2015.11.26  漢詩読解力レベルの検討
   素養無しでも、その気になれば、漢詩観賞は可能では。
   興味が湧けばの話ではあるが。   →本文
2015.11.25  時雨好き民族
   芭蕉決意の季語。硬派はそれでよいだろうが。
   軟派ならさんさ時雨だろう。
   この季節お気楽で行かないと疲れてしまう。   →本文
2015.11.24  東京は素敵な街
   バロックからジャズまで気楽に愉しめるのは嬉しい限り。
   これぞまさしく都会の文化。   →本文
2015.11.23  古事記の聖数への拘り
   8柱毎に強引にグループ化するとわかり易い。
   古代の宗教史が見えてくる。   →本文
2015.11.22  経済の現実を直視すべし
   2016-7年の経済成長率予測OECD版が出た。注目浴びず。
   案の定、日本経済低調を印象付ける数字。
   日銀のハズレ予想と違って、納得感あり。   →本文
2015.11.21  B2Cで堪能の夜
   超絶技巧曲の初演を聴きに行った感想・・・。
   今になって知る。BはCの序曲なり。   →本文
2015.11.20  鳥獣戯画の見所は龍と蛇
   蛇は擬人化されていない。ガツンと一撃役だから 。
   龍はどこかおかしい。独自性を発揮したのだ。   →本文
2015.11.19  「政治とカネ」問題雑感
   日本の野党勢力の無能さには呆れかえる。
   議員稼業屋とはそういうものかも知れぬ。   →本文
2015.11.18  雲の感興
   藝術道を歩む人は雲に特別な想いがあったようだ。
   小生など、ボーと想いに耽るだけだが。
   語彙不足のせいもある。   →本文
2015.11.17  十二支の「龍」トーテム発祥元を探る
   元祖龍は龍こと揚子江鰐と見る。消されたのである。
   本来は鰐と亜流の合成生肖だが、主流と反主流も流れ込んだ。
   天子のトーテムとしたからだ。   →本文
2015.11.16  金盞銀台でなく冬知らずでは
   水仙の11月開花は早すぎる。金盞花は春から初夏の花。
   「金盞香」の解釈は難しい。
   だが、「冬知らず」ならピッタリ。   →本文
2015.11.15  進化抑制型の典型が兎
   門歯は似ているが、糞食一途な点で齧歯類とは一線を画す。
   ネズミのように何処にでも進出との姿勢はとれないようだ。
   その割には結構生き残っているのが凄い。   →本文
2015.11.14  御嶽ご神木
   ビロウことアジマサは棕櫚的椰子。ビンロウは遠縁。
   日本列島の古層の信仰に深く係る木である。   →本文
2015.11.13  黒潮島嶼椿文化圏考
   藪椿/山茶花/姫山茶花は別種だが、同一グループ感あり。
   自生林は文化人類学的にはヒト創生だったりして。
   超古代の先島人が列島に広げた気がしてくる。   →本文
2015.11.12  ウチナーグチで見る日本語の一断面
   沖縄人の正月観を知ると宗教的重層性がわかってくる。
   なにせ、冬至正月、旧正月/仏教正月、太陽暦新年が並立。
   日本は古代精神を残した仏教国土ということか。   →本文
2015.11.11  十二支の「蛇」トーテム発祥元を探る
   江水下流と黒潮域の海人がトーテム部族。越である。
   人頭蛇身の伏、女を生み出した訳である。
   日本では神在月の「神光照海」蛇が未だ健在。   →本文
2015.11.10  秋の七草選定基準[その4]
   藤袴も桔梗も恋のお相手を象徴する花。
   薫香と朝露が思い出を呼び起こすのである。
   庭に野草的に植えるからこその感興。   →本文
2015.11.9  秋の七草選定基準[その3]
   萩、尾花とくれば、葛、女郎花、撫子の3種。
   想う女性に課されるべき花である。
   庭で咲いた花を見て愛おしく感じる訳である。   →本文
2015.11.8  白楽天はお燗好き
   燗酒は日本独自文化ではない。
   古代中国でも流行っていたからだ。   →本文
2015.11.7  山茶表現に見る和的体質
   「茶」は唐代に官僚が広めた新語。ツバキは山の茶とされた。
   日本では椿が定着済み。信仰樹木の名称変更など無理筋。
   そこで類似樹木を日本の山茶と見なしただけ。   →本文
2015.11.6  寒山の見方
   「寒山拾得」は、日本ではインテリ大好みの画題。
   禅の境地がわかるポーズを取りたいだけのこと。
   白楽天も鴎外もそこらをわかっていたようだ。   →本文
2015.11.5  秋の七草選定基準[その2]
   萩と尾花、それに鹿が秋の象徴。
   恋の季節だからだ。   →本文
2015.11.4  秋の七草選定基準[その1]
   万葉集での萩人気は凄い。必ずしも「花」ではない。
   その心根で、他の6種も選ばれたのでは。
   鹿恋の季節の象徴ということ。   →本文
2015.11.3  もみぢ表現で見る日本語の複雑さ
   紅葉も黄葉もモミヂだし、楓を指すことがある。
   この多義性こそが情緒を生み出す元。
   それは和の心意気でもあろう。   →本文
2015.11.2  一寸、土偶を考えてみた
   始祖女神像と巳を戴く神子の2つは最重要出土品では。
   前者は呪術的文様の原点。後者は蛇トーテムの存在を示す。
   土偶は、想像性喚起という点でピカ一。   →本文
2015.11.1  医師の純文学本を読んでみた
   8冊の本をめぐる身辺雑記。
   一種の人生総括にもなっている。   →本文

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