2017.2.28 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[10:殺人象と殺妖龍象] 泥酔殺人で地獄行きもありえる。 一方で、命を布施した善行も。 世の中、そのようなもの。 →本文 2017.2.27 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[9:白象伊羅婆那] 帝釈天の園の象は特別。名前もついている。 それは、土着俗信との融合でもあるのだろう。 段成式流のものの見方を感じさせられる一句。 →本文 2017.2.26 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[8:雪山白象と香象] 潔白象身が社会変革に繋がったのだが、 涅槃後は象調教さえ困難になる訳だ。 →本文 2017.2.25 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[7:六牙七柱の象] 象王と象宝に戻って。 →本文 2017.2.24 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[6:象尾留家] かなりシュールな内容の後世翻訳の経典がある。 身体が出ても、尾が邪魔して出られないというのだ。 新思想を感じさせる話。 →本文 2017.2.23 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[5:青牛と青象] 青と香りの意味を考えさせられる箇所。 香象についても、どう考えるべきか。 →本文 2017.2.22 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[4:兔馬象と鳥猿象] 象とは、奥深いところまで知る知恵の持主。 そして、礼と年長奢を大切にすると。 →本文 2017.2.21 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[3:象坑と象跡] なんの話か想像もつかない文言。 これを象の話と解釈すれば一挙に納得。 →本文 2017.2.20 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[2:猊と象駝驢] 象とくれば獅子。だが、なんといっても象が宝。 大乗は象であり、駝や驢では駄目なのだ。 →本文 2017.2.19 「酉陽雑俎」の面白さ 四言両句釈詩[1:象宝] 仏教徒らしいオリジナル作品が収録されている。 知的エリート向けなので解釈は難儀。 →本文 2017.2.18 「酉陽雑俎」の面白さ 呉道玄作品の描写 真筆画は残存していない。 連句で観賞する以外に手はない。 →本文 2017.2.17 「酉陽雑俎」の面白さ 道教教団による神格化 道教教団とは極めて政治色が強い組織である。 官僚用書類的な教義書で社会を管理しようと図るのである。 政権に好都合な神格化などお手のモノ。 →本文 2017.2.16 「酉陽雑俎」の面白さ 食人盗賊 喰えば精気が得られるとの道教的発想。 もともと食人はタブーの地ではない訳だし。 →本文 2017.2.15 「酉陽雑俎」の面白さ 鳴石山 各地にありそうな仙人話にすぎない。 しかし、時代背景から、仙人が飛び廻る理由が見えて来る。 それこそが、道教話の本質。 →本文 2017.2.14 「酉陽雑俎」の面白さ 韶石 舜帝に絡め、大国統治に寄与する創作話。 道教が権力に擦り寄る体質であることがよくわかる。 →本文 2017.2.13 「酉陽雑俎」の面白さ 趙の魂話 傳奇小説のプロトタイプが収録されている。 道教思想そのものと言えよう。 生死の境などなく、官僚統治の世界一色ということ。 →本文 2017.2.12 「酉陽雑俎」の面白さ 僧侶の差別意識 科挙族に対する貴族の不快感は頂点に達していたようだ。 貴族を中心とする寺にもその雰囲気が漂う。 →本文 2017.2.11 「酉陽雑俎」の面白さ 諸画家評価 社会が成熟すると、全身全霊で打ち込む画家も減ったか。 花鳥画と釋画のピカ一は高く評価しているが。 →本文 2017.2.10 「酉陽雑俎」の面白さ 浄域寺[3:三階院連句] 三階教は末法の世への対処を呼びかけた。 隋朝は仏教から逸脱した邪教として弾圧するのみ。 唐の開祖は力と知恵で正法の時代へ。 →本文 2017.2.9 「酉陽雑俎」の面白さ 浄域寺[2:呉道玄 v.s. 皇甫軫] 鬼神画の迫力競争が熾烈化一途。 地位獲得の争いは、命を狙うまでに。 画家の鬼神化が進んだのである。 →本文 2017.2.8 「酉陽雑俎」の面白さ 浄域寺[1:孔雀 v.s. 蛇] 寺院鑑賞には歴史を知らねば。 読むと、貝 v.s. 壺の話が浮かんでくる仕掛け。 →本文 2017.2.7 「酉陽雑俎」の面白さ 未亡人背義 「洛陽伽藍記」からの"超"抜粋文。そこが素敵。 所詮、亡霊に脅されただけの話。 →本文 2017.2.6 「酉陽雑俎」の面白さ 怪僧難陀 泥酔し尼に歌舞を命ずる訳のわからぬ僧がやって来た。 出自わからず事績も無し。 なんの価値があるのやら。でも高僧扱い。 →本文 2017.2.5 「酉陽雑俎」の面白さ 金粟如来 在家仏教を定着させた維摩経のお話。 不思議なスプレー絵だが、モチーフは明瞭。 →本文 2017.2.4 「酉陽雑俎」の面白さ 水画 逗留のお礼に流し絵を贈ってもらったお話。 その出来栄えが凄いというだけ。 →本文 2017.2.3 「酉陽雑俎」の面白さ 良夷の鼈 スッポンにお灸をする占いの儀式があったのかも。 苦しくて鳴く声が名称に。 気色悪しであろう。 →本文 2017.2.2 「酉陽雑俎」の面白さ 刺絡 瀉血に近い療法があったようだ。 飛脚の足の調子を整えるものとして。 骨の手術も請け負っていたらしい。 →本文 2017.2.1 「酉陽雑俎」の面白さ 貯め糞野郎 𧑵の動物譚があるが、糞習慣の特徴だけの記載。 狸の糞害に憤慨したのでは。 →本文 |