2016.9.30 「酉陽雑俎」の面白さ 長須國 蝦夷と東夷の交雑文化の国が朝鮮半島にあったとか。 その国の蝦王は龍王に助けてもらう。 色々考えさせようとのお話。 →本文 2016.9.29 「酉陽雑俎」の面白さ 紅蝙蝠 紅色や白色の蝙蝠が棲息していた可能性高し。 勿論、人が通わぬ地だけの、希少種。 媚薬だ、長命薬だ、とされれば、すぐに絶滅。 →本文 2016.9.28 「酉陽雑俎」の面白さ 養魚 唐代には、すでに淡水養殖が拡がっていたのでは。 高級食材提供のために。 →本文 2016.9.27 「酉陽雑俎」の面白さ 参軍戯 器楽について語っているのに演劇の方には冷淡。 帝へのクスグリが過ぎるので嫌ったか。 →本文 2016.9.26 「酉陽雑俎」の面白さ 牡丹史 牡丹が中華帝国の代表花木になった経緯はよくわかっていない。 隋-唐辺りに渡来し、都で人気爆発。 人々は、政治に飽き飽きしていたのかも。 →本文 2016.9.25 「酉陽雑俎」の面白さ 破虱録 宴会の座興で面白話をしあったようだ。 「酉陽雑俎」の原点はそこらあたり。 →本文 2016.9.24 「酉陽雑俎」の面白さ 一物不知と黥 珍しく執筆意図を吐露しているのが入れ墨篇の最後の話。 奇譚収集に血道をあげる人々をせせら笑う態度。 尤も、そう感じない人々も少なくなかろう。 →本文 2016.9.23 「酉陽雑俎」の面白さ 呉の国の百足 蛇多き地ではムカデ信仰は根強い。なにせ、王なのだから。 蛇をものともしない気概を頂戴したかったのだろう。 →本文 2016.9.22 「酉陽雑俎」の面白さ 視肉 土中から、肉片が集まったような"動物"が見つかることがある。 極めて稀なので、どうとでも解釈可能だが、粘菌とされる。 肉芝と見なすが、霊芝と一緒にすべきではなかろう、と。 →本文 2016.9.21 「酉陽雑俎」の面白さ 竈君 竈は火の神で、もともと女神だが、道教が色々変質させた。 両生類登場は古層の出産に関わる信仰由来では。 →本文 2016.9.20 「酉陽雑俎」の面白さ 解夢のコツ 素人でも夢占いはできる。心理的状態を考えればよいのだから。 しかし、それを関係なく、強引な見立てをする人がいる。 夢を利用して暗示にかけたり。 →本文 2016.9.19 「酉陽雑俎」の面白さ 馬絵論議 写実的な馬の絵が流行る時代に突入。 朝廷の評価より、市井の評判が重要になった訳だ。 →本文 2016.9.18 「酉陽雑俎」の面白さ 金榆山 楡樹の地で野生化した一匹の驢馬こそ伝説の"金驢"。 だが、それは実話である。 →本文 2016.9.17 「酉陽雑俎」の面白さ 害鳥か益鳥か "異鳥"と言ってもそんじょそこらの鳥。 普段思っているのと違う生態を見せることありとの指摘。 我々は、生物のほんの一面しか見ていないのだゾ、と。 →本文 2016.9.16 「酉陽雑俎」の面白さ 龜子文手水鉢 埋められた手水鉢が出てきたとの話では。 もとは五輪塔の水輪に使われていた格調高き石と見て。 血が流された弾圧の歴史の象徴。 →本文 2016.9.15 「酉陽雑俎」の面白さ 蒸餅 読書人、子供のように蒸餅で大喜びの物の怪に出会う。 武則天時代の臣下の喜び様ソックリ。 さすれば、乾陵の犬か。 →本文 2016.9.14 「酉陽雑俎」の面白さ 謂水の谷底村 壊れた橋から落ちた馬車の妖怪話にすぎない。 村長がそれを射止めたというのが肝。 橋の修復をしないかネという呼びかけだろう。 →本文 2016.9.13 米国マスコミの恣意的報道 クリントン候補にまずい情報は流さぬつもりのようだ。 独裁国の世論操作機関となにもかわらぬ。 腐敗は政治だけではない。 →本文 2016.9.13 「酉陽雑俎」の面白さ 青城山 蜀こそ、教団道教発祥の地。その核が青城山の道観。 唐朝道教とはそのエピゴーネン。 →本文 2016.9.12 「酉陽雑俎」の面白さ 蜘蛛の糸 仙境を目指すと蜘蛛に絡めとられて脳味噌を吸い取られるゾ。 でも、蜘蛛の糸は止血作用もあり有用そのもの。 決して恐ろしいモノではないとの説話。 →本文 2016.9.11 「酉陽雑俎」の面白さ ガマの糞 耳腺から染み出る液には顕著な作用がある。 だからといって、糞にまで薬効ありとは。 信仰からと言っても、"異"がすぎよう。 →本文 2016.9.10 「酉陽雑俎」の面白さ Kachin族 異様な風体だから妖怪出没と単純に考えるべきではない。 山岳少数民族による侵入者チェック話とも読めるからだ。 つまり、通行証頂戴のシーン。 →本文 2016.9.9 「酉陽雑俎」の面白さ 蝮と青蛙の猛毒性 最強の毒の筈がないのに、どうしてそんなことを書いたのだろう。 魔女狩り用呪術の話だろうか。 →本文 2016.9.8 「酉陽雑俎」の面白さ 釜中出現の妖怪 釜の妖怪を見てしまい、暫くして逝去。 立派な禅寺に入っても、招来不安があれば救えないということか。 妖怪人気の社会ならではの現象。 →本文 2016.9.7 「酉陽雑俎」の面白さ 蕪が蓮に 白かび病で全滅した自家菜園があった。 仏僧は機転で、蓮畑に変わったと喧伝。 それを知りながら物異として収録。 →本文 2016.9.6 「酉陽雑俎」の面白さ 多猿国殲滅 ご教訓話にも読めるが、与太話と見たい。 サロンで一言には最適譚。 →本文 2016.9.5 「酉陽雑俎」の面白さ 食人鬼説話 恐ろしい怪物が登場するが、仏教説話の可能性大。 この手の因果応報説話は怪奇譚と五十歩百歩に映る。 そんな問題意識を示したかったのでは。 →本文 2016.9.4 「酉陽雑俎」の面白さ 蒟蒻 魔芋と呼ばれ、関心を呼ばなくなった状況を見ての一文か。 秋苗とは、栽培の魅力を失ったということ。 →本文 2016.9.3 「酉陽雑俎」の面白さ 松の盆栽 木篇冒頭は松の分類用語"粒"に一言。 訳のわからぬ表現を止め、"針葉"と呼べ、と。 松盆栽の大衆化に貢献したと言えよう。 →本文 2016.9.2 「酉陽雑俎」の面白さ 昆侖觴 "酒は先ずは水"というだけの話。重みのあるお言葉。 "段家菜"2代目が認定したのだから。 →本文 2016.9.1 「酉陽雑俎」の面白さ 魚膾の恠 生食嫌いな雰囲気あり。鱠は怖いぞということで。 魚の精霊の祟り話である。 →本文 |