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■■■2018年6月の記述内容 ■■■
2018.6.30   "方"の世界
   境界を越えればそこは異界。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプ登場はある意味時流の象徴。
 本人もその辺りは自覚しているのは間違いない。
 マスコミ曰くの、ポピュリズムではない。
 トランプと波長が合うのは全体主義者。
 世界は全体主義へと進みつつあるということ。
 今や、独裁者に国をまかせようムード一色に。
 ズルの塊のような市民運動屋がもたらした結果だ。
 わかったこと。・・・
  欧州のファシスト締め出し策は逆効果だった。
  CIA的組織は無能。全体主義者を支援しがち。
  超富裕層は、独裁政治による社会安定を大歓迎。
  宗教指導者も、独裁者との二人三脚を待望。
 しかし、こんなことは、端からわかっていた話。
 全体主義に対抗する知恵がなかったのでもない。
 裏では、そんな策が語られ続けて来た。
 ところが、表だって発言すると、全く違った内容。
 事実を捻じ曲げていることも少なくない。
 こんな姿勢で全体主義化を防げるとは思えまい。

2018.6.29   "文"字について
   文字を創造した人々人の心根が滲む。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 エルドアン体制さらに強固に。
 米国は早急に対応を迫られる。
 しかし、トランプには何をしたらよいかわかるまい。
 せいぜいが、お会いしてもらう位。
 シリアクルド掃討作戦開始にうなずくために。
 シリア北部の宗主国はトルコということで。
 ロシアお勧めのNATO脱退も一案と言いかねない。
 ともあれ、米国は当事者能力ゼロ。無方針状態。
 エルドアンはそこに賭けることになろう。
 トルコ経済はもうどうにもならないようだし。

2018.6.28   祭祀器"サイ"について
   儒教勢力が消滅させた。残滓は日本に。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプが見習っているのはニクソンのやり方。
 Ⓝ支持基盤を保守的な南部白人に。
  Ⓣここで民主党の票を奪うシナリオは全く同じ。
 Ⓝベトナムからの全軍撤退。沖縄返還。
  Ⓣ朝鮮半島からも早くそうしたいのだろう。
 Ⓝソ連への対抗ということで、中国と連携。
  Ⓣこれが中国対抗になり、露と連携したいようだ。
 Ⓝ突然のドル金交換停止・切り下げ。10%輸入課徴金。
  Ⓣ自由貿易に意味なし。保護主義万歳。
 ⓃスペースシャトルPJ開始。
  Ⓣ軍の動きが鈍いので、宇宙軍創設発表。
 Ⓝウォーターゲートで辞任。
  Ⓣこれも真似したいか。

2018.6.27   酒器と由来
   酒壺"由"は"抽出"概念の発祥元か。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 間違いではないが、幼稚だと、本質が見えないまま。
 例えば、
  ・米国は国防費を使いすぎている。
  ・米国の医療費支出は多すぎる。
 誰が見ても、えらく非効率に映る。
 どうしてそうなのか、現象で眺めるのはえらく簡単。
 そして、すぐに、"悪"を見付けることができる。
 そんなもの、どの分野にでもあるのだから。
 その"悪"の撲滅だけで好転することは滅多にない。
 たいていは、副作用が大きくて状況は悪化する。
 その為、本質を見抜く知恵が不可欠。
 これを欠くと、社会はガタガタになる。
 しかし、それが嬉しい御仁も少なくない。
 自分の力で社会を変えることができたからである。
 覇権国の末期にはそんな首領が登場するもの。

2018.6.26   "我"考
   恐ろし気な自己主張文字。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 北朝鮮への姿勢が揺らぐのはわからないでもない。
 中国との覇権争いを最優先化したつもり、とすれば。
 ただ、それが無戦略とくる。
 オバマ路線は戻しようがないのが分からないようだ。
 西太平洋の米中軍事力比を3倍にはできない。
 インフラを欠く沿岸域では、制空権確保さえ困難。
 南沙域も制覇され潜水鑑対応もできなくなってくる。
 米軍の通常戦争遂行能力はガタ落ち。これが実情。
 今から大増強計画を作ったところで、お話にならぬ。
 北朝鮮対応で縛りつけられる韓国駐留軍もお荷物化。
 北朝鮮-中国軍事同盟を白紙にしてもらえれば有り難い訳だ。
 そして対中国に注力したいのである。

2018.6.25   ツ部
   略字体化は考え物。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプついにドンキホーテ化。
 通商政策顧問はまさにサンチョッパンサ。
 悪はEUやカナダらしい。
 EUの付加価値税(VAT)が許せぬと来た。
 常識では、競争力に影響などなかろうに。
 G7への露復帰提案も勘違いはなはだし。
 今更、スペイン程度の経済力の国を呼んでどうするの。
 すでに、現実を見ることができなくなっている訳だ。
 覇権国の末期的症状とはこういうこと。

2018.6.24   弗部
   $の古代文字の意味するところ。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 米中の経済戦争で勝てると宣伝しているらしい。
 トランプの現実認識レベルの低さに呆れかえる。
 米国と違って、中国にはカードはいくらでもある。
 急がず、トランプを踊らせるのが上策というだけ。
 経済冷戦突入などとうに折り込み済みである。
 黙っていても米国を追い越せると踏んでいる訳で。
 ただ、国内を喜ばすための一発お灸はあり得よう。
 株価指数関連・農産品・航空機を弄るなど朝飯前。
 潤沢な外貨があり、為替で脅してもよいのだ。
 と言っても、そこには手をつけないと言ってきた。
 しかし、姿勢転換し、火を放つ可能性は否定できない。
 それは経済分野外からやってくる。
 台湾問題だ。今の状況甚だ悪し。トランプ鈍感。
 何か手を打たざるを得ないところまで来ている。
 ここだけは独裁者の一存で抑えるのは無理。

2018.6.23   旗部
   旅や族の部首は垂。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 米国の最近のトップニュースは不法移民摘発話。
 人権感覚の琴線に触れるエピソード報道が続く。
 民主党の選挙戦術の一環でもあろう。
 流石に、親子分断方針は撤回。
 米国は人権擁護社会ではないから平気とはいかず。
 おそらく、習近平・金正恩は大笑いしているだろう。
 人権問題を持ち出す米国の無様な姿そのもの。
 しかも、トランプは金正恩賛辞まで送ってくれた。
 さらには、北朝鮮人民武力相に敬礼まで。
 この写真だけで、首領様への大賛辞だらけの筈。
 "米国、白旗をあげる"の図そのものだからだ。
 大衆的に米国凋落が確認されたのである。

2018.6.22   虫部
   古代のセンスが見えて来る。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプはあだ花経済大好き。
 安倍のバラ撒き経済と同根。
 両者ともに、株価と支援層支持率を指標とした動き。
 従って、それで潤う関係業者は万々歳。
 短期的に儲かれば後は野となれ型の人々だ。
 生産性低下路線突入にもかかわらず。
  ・完全雇用下で安定雇用促進。
  ・古い産業への援助。
  ・軍事産業へのテコ入れ。
  ・研究開発投資沈滞OK。
  ・支持層への感謝のバラ撒き。
  ・実質賃金低下黙認。
 ただ、同根とはいえ、考え方は水と油。
  トランプ…結果的に破滅でも結構。
  安倍…仕組みを護持して衰退。

2018.6.21   貝部
   軟体動物とは無縁。貨幣がらみ。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 "これからの世界は米中でとりしきる。"
 オバマ政権の方針。中国に地位を譲る路線だ。
 徐々に分担を進め、安定統治との無理な構想。
 当然ながら、米国の凋落が進むだけ。
 トランプはこれをひっくり返したかった。
 まだ米国に力があると錯覚しただけ。
 従って、やることなすこと中国に好都合となる。
 結局、米国は自滅の道を歩むことになろう。
 "トランプの「偉大さ復活」とは、1929年再現路線。"
 共和党内識者はわかっているようだ。
 そんなインテリはそのうちパージされるだろう。

2018.6.20   糸部
   古代からの漢字。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 Fedは、いよいよ金利正常化に踏み込む。
 完全雇用下で。しかも、財政赤字増大確実なのに。
 流動性危機がどこかで発生することになる。
 もちろん米国は知らん顔である。
 日本でも違う問題が表面化する。
 長期金利が上がればお陀仏だから。
 トランプは"それで結構"だろう。

2018.6.19   蜘蛛をこよなく愛した人々[25]
   "蜘蛛の囲"は夏の季語。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 Amazonが革新企業とは思えまい。
 今や、単に、独占利潤で潤っているに過ぎぬ。
 だから不愉快、とトランプ考えている訳ではなさそう。
 嫌いなのはあくまでも"AmazonWP"。
 このギャグには大笑いさせて頂いた。
 ただ、独占をこれ以上進めるのは難しかろう。
 もちろん中国との比較での話。
 あちらさんは、共産党と2社で7億人支配の構図。
 TencentとAlibabaのこと。

2018.6.18   蜘蛛をこよなく愛した人々[24]
   蜘蛛の恩返し。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプの反EU姿勢は米国風土にはあっていそう。
 期待を込めて、EUはそのうち瓦解と見ているに過ぎぬ。
 債務者がいつまでも黙っている訳なしということ。
 勝手なルールで儲けた輩に従う必要などないぜ、と。
 貧困化の押しつけに従うなど馬鹿者、論である。
 金融危機の元凶は債権者。けしからん、とけしかけるのだ。
 難民だらけになるのもわかっていた筈。
 そんなことを続けられる訳がなかろうに、と。
 欧州は、"平和と自由の地域"という幻想を振りまくな、だ。
 ユーゴやウクライナなど、今始まった話ではないからだ。

2018.6.17   蜘蛛をこよなく愛した人々[23]
   桶職人の蜘蛛嫁話。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプが怒ると嬉しがる先進国:カナダとオーストラリア。
 自国の魅力度が益々アップするからだ。
 言うまでもないが、民衆の期待という話ではない。
 趙富裕層に来て頂こうということ。
 ドバイと、この2国の争いらしい。米国は埒外化。
 トランプはなんとかしたかったが、結局、魅力度低下。
 今は、トルコ、ベネズエラが焦点。いずれインドか。
 露英中は一段落したようだが、ズルズル流出か。

2018.6.16   蜘蛛をこよなく愛した人々[22]
   蜘蛛婿入譚は古代の山信仰か。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 習近平政権は米国との貿易戦争を避けるだろう。
 トランプはヤッタと思うだろうがその反対である。
 長期的には米中冷戦構造と踏んで動いているだけのこと。
 トランプの金融財政感覚を李克強はよくわかっている。
 じわじわとドル覇権が崩れていくことになるだろう。
 トランプがFRB人事に手をつければ、一気に没落も。
 ともあれ、遠からず、米国民は貧しくなっていく。

2018.6.15   蜘蛛をこよなく愛した人々[21]
   駄洒落の対象。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 ボルトン路線とは、単純に言えば、イラク戦争推進型。
 徹底撃滅なくしては碌な結果を得られぬとの見方。
 歯向かう者は叩きのめせという単純さがウケル訳だ。
 階級社会構造温存国では危険視される思想。
 マ、そのズルさが我慢できない人々とも言えるのかも。
 ズル的見方なら、フセインで結構ということになる。
 カダフィとも仲良くでかまわないのである。
 もちろん、独裁政治は許せぬとは言うものの。
 それよりましな体制が用意できそうにないからだ。
 ただ、米国がヤル気ならどうぞではある。
 混乱はたまらぬが、大戦争さえ防げるなら。
 戦争屋が他で動き始めることを防止できるし。
 後始末は米国に背負わせればよいのだから。
 マ、そこ辺りがトランプの癇癪の原因でもあるが。
 ズルの観点では、イラン問題は先送りが唯一の策。
 ペルシア帝国を壊すなというだけにすぎぬが。
 1億人近くが長期的混乱を引き起こすから。
 まともな政体なら、支援して地域安定させたい位だ。
 シーア系は中東では絶対少数派なのだから。
 多数派のスンニ派はバラバラ。部族の離合集散状態。
 抗争陰謀大好き勢力なので、当座放置以外にない。
 言うまでもないか、テロの根源はサウジのスンニ系。
 原理思想と言うより、カネの力。
 なんとかしたいが、利権上、ここは禁忌とくる。
 言うまでもないが、ズルとはリアリストのことである。

2018.6.14   蜘蛛をこよなく愛した人々[20]
   弦楽器をモノする妖怪だが。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 ついに、米国は世界経済の盟主から下りることになった。
 G7での孤立化は小さなエピソードでは終わらない。
 関税と交易といった直接的問題は小さな話。
 ルール棒引き姿勢を示してしまったから、すべてがご破算。
 グローバル企業は長期投資に慎重になること請け合い。
 もちろん、米国への投資が好まれる訳ではない。
 この変化で、何兆ドルもの投機的資本の流れが変わる。
 しかも、大変動を米国は放任することになる。
 従って、犠牲者も生まれるだろう。
 一方、中国は為替レート安定に全力投球。
 リーマンショックを支えた姿勢は今も続いている。
 外貨準備は3兆ドルもあるから余裕綽々。
 そもそも、先進国の経済成長は微々たるもの。
 中国がその合計を凌駕して成長し続けているのである。

2018.6.13   蜘蛛をこよなく愛した人々[19]
   賢いと褒めてくれた水神。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプの支持層は不可思議なところがある。
 経済繁栄の恩恵を受けない層を基盤としているのに、
 裕福な層からも熱烈な応援を頂戴できるのだから。
 その辺りを考え、イタリア政治を見ると奇妙に一致。
 そこでは、驚くべき連立交渉がなされてきた。
 一方の支持層は南部の貧困層である。
 他方は、北部の富裕層。本来的には水と油。
 政策に一致点がある筈もない。
 似ているのは、財政規律に無関心な事位か。
 そして、官僚組織を動かした経験ゼロな点。
 右と左だが、外交では親露で完璧に一致。
 さらなる親近感という点では、反EU姿勢か。
 共に、ビジョンもへったくれもないということ。
 どうせ、イタリアだからと、誰も驚かないが。
 まさしくナンダソリャな政治屋集団。

2018.6.12   蜘蛛をこよなく愛した人々[18]
   蜘蛛網的世界観の時代があった。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 テクノクラートの役割がわからない人は少なくない。
 無教養とはそれを指す言葉。それさえも理解できない。
 トルコリラ低落とは、まさにソレで生まれた現象。
 宗教屋エルドアンには全くわからぬだろう。
 状況が悪くなれば、それは陰謀と考えるだけ。
 そのうち、本気で、反ユダヤに転じかねない。
 トランプも同じ体質。面白くないものは陰謀と見なす。

2018.6.11   蜘蛛をこよなく愛した人々[17]
   ササガネ考。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 米朝会談費用云々報道が続いた。実に下らぬ。
 CIAが御膳立てした会議の実情がわかる訳なし。
 かつて、パウエルが語ったではないか。
 もともとトランプは北朝鮮問題に興味などなかろう。
 オバマのように、先送りできなくなっただけ。
 ICBMで脅されれば、知らん顔はできない。
 陸戦能力を欠く以上、どうにもならないのである。
 "没落米国"イメージが耐えられないだけのこと。
 ココが解決しないと、中東大戦争に対応できないし。
 戦争回避と言いながら引き込まれて行くのである。
 どの道、戦略もビジョンもないから末路は哀れ。
 そこに至るには、多少時間がかかるが。

2018.6.10   蜘蛛をこよなく愛した人々[16]
   漁網を教えてくれた南島の神。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 米国識者の"米朝会談"解説はピント外れが多い。
 東アジアから見れば、単純そのものなのに。
 米朝会談にたいした意味は無いのである。
 どう転んだところで、パワーバランスは変わらないからだ。
 "地域安定実現の主は中国"を明確にしたイベントに過ぎぬ。
 米国は、ついに、地域の盟主から下りたということ。
 オバマ路線の踏襲。トランプも従うしかないのである。
 違いは、ワンワン騒ぐ点。
 思った以上に、変化は速かった。

2018.6.9   蜘蛛をこよなく愛した人々[15]
   細蟹挽歌。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプ支持者とは反都会勢力。
 人口的にはどの国でも、多数派である。
 言うまでもないが、反進歩的言辞を喜ぶ層。
 独裁者大歓迎で、知識人侮蔑姿勢が紐帯となる。
 この人々が動き始めたのだ。米国だけでない。
 おそらく、ご不満爆発なのだろう。
 この時代、経済発展は都会でしか実現できないから。
 先進国の経済成長率は低く、田舎は没落の道しかない。

2018.6.8   蜘蛛をこよなく愛した人々[14]
   蜘蛛は女系的通い婚時代のチャーム。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプ政権"後"を考えるべき時が来た。
 最恵国待遇をチャラにする動きを始めたしまったから、
 今迄のルールはこの先通用しなくなる。
 つまり、多角的多国間協定時代には戻れないのだ。
 そして、中国の経済力は米国と並び、追い越していく。
 一方、米国のソフトパワーは、自ら潰したので魅力度零落。
 つまり、米国はインドネシアやタイと同列の国になる訳だ。
 どのように米国の傘から抜けるかが勝負になってくる。

2018.6.7   蜘蛛をこよなく愛した人々[13]
   "蜘蛛手"表現が好まれた。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 おそらく世界の取引の6割はドル決済。
 さらに、ドル債市場がとてつもなく巨大。
 ここに米国覇権の源泉がある。
 トランプの登場で、それも長くは続くまい。
 すでに、エネルギーでは非ドル建て化が始まっている。
 中韓交易も、ドルから離脱することに。
 そんな流れが進むなかで、財政基盤が崩れていく。
 どう見てもドル体制の維持は無理である。

2018.6.6   蜘蛛をこよなく愛した人々[12]
   七夕の日の蜘蛛網占い。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 20世紀は米露の軍事的対峙の時代とすれば
 21世紀は米中の経済的対峙の時代か。
 いずれも、勝者は多国間主義を上手に使った方。
 今は、過渡期。勝者が敗者と化す不安定な時。
 優位をもたらした、勝者の制度の破壊が始まった。
 中印は方便、欧州は原則論で、多国間主義続行だが。
 米国がその気なら、国際ルールの態を成さなくなろう。
 ドルベース金融経済の時代も遠からず幕。

2018.6.5   蜘蛛をこよなく愛した人々[11]
   蜘蛛は稲作民族の太陽だったのかも。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 米露軍事対峙の軍配は米国に上がったと考えられて来た。
 マクロで通常戦争能力3倍以上であり、当然と思われた。
 しかも、経済も米国ルール下。ついに決着、に映った。
 しかし、米国は、自らその体制を壊さざるを得なくなった。
 軍事的にも手を広げ過ぎ、ミクロでは弱体化地域だらけ。
 このため、米露の軍事的対峙が浮上してきた。
 実は、決着などしていなかったのだ。
 NATO東境と中東での衝突が発生しかねなくなった。

2018.6.4   蜘蛛をこよなく愛した人々[10]
   遊糸見て、嬉し。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 北朝鮮が制裁を受け変化しているとの解説多し。
 半分正解、半分不正解では。
 例えば、限定した懲戒的攻撃には、必ず反撃する。
 なかりせば、降伏を意味する。軍部は動かざるを得ない。
 制裁対応も同じこと。降伏する気などない。
 "開戦したいなら覚悟せよ"がパルチザンの基本姿勢。
 制空権無し前提。陸戦で延々と損害を与えるやり方。
 ゲリラと同じで、戦争は何年でも続く。
 米国はそれに耐えられぬことを知っているから強気。
 しかし、トランプの言葉で弱気になったのは確か。
 戦費は、日本と韓国が負担すると言ったに違いない。
 これは、南進全土解放悲願の軍にとっては辛い。

2018.6.3   蜘蛛をこよなく愛した人々[9]
   心に沁みる蜘蛛の仕事ぶり。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 イデオロギー的には混沌だが、行動パターンは単純。
 一番の盟友はネタニエフというもの。
 クリントン、オバマが嫌悪していた人物。
 共和党のレーガン、ブッシュ政権も事実上侮蔑的扱い。
 強権的だし、腐敗の噂が絶えなかったせいもあろう。
 一方、トランプと馬が合うのはネタニエフ歓待者。
 習、安倍、モディ、シーシー、湾岸や東欧の国粋的指導者。
 そんな姿勢のお陰で福音派から強力な支持獲得。
 結果、選挙を控える共和党議員はトランプ絶賛。
 トランプだが、大統領選の方便で動いた訳ではない。
 その姿勢は40年近く変わっていないという。
 終末予言に従って生きるとの信条をお持ちかも。

2018.6.2   蜘蛛をこよなく愛した人々[8]
   "蜘蛛の糸巻"。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 トランプはパリの五月革命を知っている年代。
 従って、その本質を直感的に理解している筈。
 フランスの大学生とは社会的上層"人種"。
 労働組合勢力が強かったから、大運動になっただけ。
 その手の運動が成り立つ要件はすでに喪失。
 従って、反戦ムードの立ち上がりは気にしていないだろう。
 だが、ベトナム戦争最期のシーンは頭に残っていよう。
 "(段階的)撤退こそ米国の強さ"と称したが全面敗退。
 その教訓で、先ずは資源投入するつもりのようだ。
 そうすれば、短期撤退可能と目論んでいそう。
 だが、食い物にされるだけ。味方などいない。
 結局は、ベトナムの二の舞だと思うが。

2018.6.1   蜘蛛をこよなく愛した人々[7]
   住吉大明神と長谷寺観音のお遣い。   [→]
👀 トランプが見る"政治のリアリティ"は勉強になる。
 オバマはレトリックだけで立ち回った大統領。
 続くトランプは、そのすべてを否定へ。
 いわば、逆レトリックの大統領。
 結果、バラバラな政策となる。
 これでは、政権に専門家がいても用無し。
 世界から手玉にとられ、米国没落避けられず。


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