2016.4.30 「酉陽雑俎」の面白さ 中華仏教観 時代は大乗仏教8宗角逐期。 密v.s.道もあるし、禅、念仏、律の新機軸も活発化。 だがそれは中華仏教隆盛を意味してはいない。 →本文 2016.4.29 「酉陽雑俎」の面白さ 原初穀類 粒稍大で味如菱な稲とは蜀黍の原種では。 モチモロコシが最古の栽培穀類とみての話。 →本文 2016.4.28 「酉陽雑俎」の面白さ 妖狐 狐は北方山麓部族のトーテム。 その漢族化で夏王朝樹立。瑞兆獣とされた筈。 蠱惑イメージ付与は氏族間の角逐を意味する。 →本文 2016.4.27 「酉陽雑俎」の面白さ 会昌の廃仏棄寺 武宗の仏教弾圧の見方は複雑。 官僚として、その旗振り宰相の部下でもあったようだし。 血涙ありとて、ワッハッハ感を忘れないところがよい。 →本文 2016.4.26 「酉陽雑俎」の面白さ 諸悪莫作 禅宗では偈が重視される。これが難関である。 解釈はどうにでも。「酉陽雑俎」向き。 →本文 2016.4.25 「酉陽雑俎」の面白さ 分身 「魂魄」観を考えると分身は怪奇現象とは言い難い。 霊の存在を肯定するなら、それが論理的帰結。 →本文 2016.4.24 「酉陽雑俎」の面白さ ソグド商人 シルクロードネットワークを支えたのは、「胡」ことソグド人。 結果、「胡」的ペルシア文化が大流行。 しかし、結局のところバブルで終わる。 →本文 2016.4.23 「酉陽雑俎」の面白さ 婿選び 進士合格と貴族の娘との結婚は出世の必要条件。 婚姻を断られる理由は家存続に無意味ということ。 しかし、愛を尊ぶ時代に入りつつあった。 →本文 2016.4.22 「酉陽雑俎」の面白さ 仏典の影響力 仏典の話が中華版になっていたりする。 シンデレラと逆コースの伝承と言えよう。 ただ、肝心の点がわからなくされる。 →本文 2016.4.21 「酉陽雑俎」の面白さ 咒語 さまざまな呪術を使う社会だった模様。詐欺師も横行。 オマジナイから重篤な疾病までナンデモあり。 ただ、ピンキリだったようだ。 →本文 2016.4.20 「酉陽雑俎」の面白さ 蛤菩薩像 蛤断ちを決意した隋朝皇帝の話。 世間に流布する蛤話とは違うのである。 →本文 2016.4.19 「酉陽雑俎」の面白さ 桃信仰の変遷 桃信仰は新コンセプトを上乗せして形成されたもの。 それを主導したのが道教。 もちろん政治的な力を使ってのこと。 →本文 2016.4.18 「酉陽雑俎」の面白さ 歯 歯の話は半分おふざけ収録かも。 佛牙歯とはダイヤモンドのことと知っている訳だし。 叩歯健康法の流行にも疑問を感じていたのかも。 →本文 2016.4.17 「酉陽雑俎」の面白さ 星祭り 空海版に近く、中華的な28宿とは異なる解説。 シルクロード的感覚が好みだったか。 →本文 2016.4.16 「酉陽雑俎」の面白さ 道教世界 なにを思って道教の宇宙論を紹介したのだろう。 仏教と違い土着型であることを示したかったか。 それと、冥界鬼神官僚への対処の重視。 →本文 2016.4.15 「酉陽雑俎」の面白さ 納采と婚儀 婚儀は現代日本の風習とさしてかわらない。 にもかかわらず"異"。要するに、昔と違う形式に。 ファッショナブルな新企画がウケる分野なのだろう。 →本文 2016.4.14 「酉陽雑俎」の面白さ 唐朝道教の変遷 唐の社会の雰囲気は時代とともにかなり変化したようだ。 エリートの隠遁道教も大衆化したとの見立て。 そして、訳のわからぬ思想に変質していく。 →本文 2016.4.13 「酉陽雑俎」の面白さ 李王朝前期略史 本文の頭は「忠志」篇。見かけ、帝の逸話集。 初代から11代までの厳選版。 読むと歴史観を感じさせる仕掛け。 →本文 2016.4.12 「酉陽雑俎」の面白さ 續集序 續集だけ読めば、怪奇譚収録書と感じることはなかろう。 編纂者後付か、と考えがちだが、続篇序文があった模様。 そうだとすれば、まさしくエスプリの極みの書籍。 →本文 2016.4.11 「酉陽雑俎」の面白さ 蝌蚪文字 オタマジャクシ文字は中華帝国により葬り去られたもの。 古代国にはそれぞれ独特な文字があったのである。 異端は消される運命ということ。 →本文 2016.4.10 「酉陽雑俎」の面白さ 唐詩人史 必ずしも、詩人としてではないが、一通り登場していそう。 その書き方からどう評価しているのか見えてくる。 悩ましい時代ならではの書き方。 →本文 2016.4.9 「酉陽雑俎」の面白さ 反閨閥 門閥政治がお嫌いだったようである。 エリートとしての矜持を感じさせるものあり。 →本文 2016.4.8 「酉陽雑俎」の面白さ 韋斌傳 境遇が似ている真面目で才能がある官僚の話。 矢鱈と力が入っており、しっかり読めと「いわんばかり。 反面教師なのだろう。 →本文 2016.4.7 「酉陽雑俎」の面白さ 人間心理 すべてを合理主義的に考える訳にはいかぬのが人間。 心理的駆け引きの世界はなくならない。 ただ、儒教社会はそこに怖さが。 →本文 2016.4.6 「酉陽雑俎」の面白さ 昆明池と終南山 人工的庭園にはたいした伝承話がないのは当たり前。 終南山の奇譚話も収載されていない。 そんな気分にならない地なのだろう。 →本文 2016.4.5 「酉陽雑俎」の面白さ 西洋とペルシアの植物 何故にその樹木を選んだか考えさせられる記述。 というか、宗教性が生まれる由縁を考えろということ。 聖書や水仙の知識があったことを意味している。 →本文 2016.4.4 相変わらず日本に無知なクルーグマン先生 会議内容公開が物議を醸しているようだ。 これは伝えねばと思ったようだが、ソリャ勘違い。 政治家の質はマイナーな問題なのだから。 →本文 2016.4.3 「酉陽雑俎」の面白さ 長安の奇譚 突拍子もない話を集めた訳ではない。 いかにも都会らしき風情あり。 →本文 2016.4.2 「酉陽雑俎」の面白さ 一行禪師伝 僧一行は真言宗の祖の一人だし、北宋禅宗2祖の愛弟子。 滅多に出ない英才なので、玄宗お気に入り。 その取り上げ方が小気味好い。 →本文 2016.4.1 新宿御苑での桜観察 好天で花見名所は大混雑。さすれば、御苑の散歩が一番。 染井吉野満開のなかでの他の桜の観察。 →本文 |